兄妹恋愛禁止法 3 (ページ8)

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お兄、ちゃん……？

あれ、瑞稀くんお兄ちゃんいたっけ、？

なんて考えた私は、

相当抜けているようで。

瑞稀くんが見つめる先

つまり私の後ろへ振り向けば、そこには

「お、お兄ちゃん、！！」

私の、お兄ちゃんが

何故か、こちらを見つめて立っていた

瑞稀「俺らずっと待ってたんだけど？」

龍斗「ごめん、先生がなかなか帰してくんなくってさ」

その雰囲気から、

どうやらお兄ちゃんと瑞稀くん達は

元々、ここに集合する予定だったみたいなのは

感じ取れたけれど

なんとなく、目を合わせずらくって

私は、あからさまにそっぽを向いていると

突然、誰かに私の右手を掴まれた

龍斗「でも、」

龍斗「A、もらってってもいい？」

目を、パチパチとさせた私

へ、？

状況が上手く理解出来ず

助けを求めて涼くんの方を見ても、

彼はニコニコしていて

更に私の頭はハテナが浮かぶ

涼「持ってけドロボー！」

瑞稀「A、泣かされたらすぐ呼んでね」

「う、ん……？」

泣かされる、、、の、かな、

わかんないけど、。

ずっと知りたかったその事実に

背を向けてしまいそう、

ううん、

今聞かなくて、いつ聞くの、？私、。

龍斗「A、一緒に帰ろっか」

「うん、」

と。

その、私の腕を掴んでいた大きな手のひらは

彼のとは違って、

少し小さな手を握った

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