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「そっ、やぁ、！！」
抑えられている手をなんとか離し、
俺の名を呼ぶ彼女
でも、すぐにまた口を抑えられてしまって。
一心不乱に、俺はAの元へ走ったが、
Aを担ぎ走り去る犯人には
到底追いつきそうにない
爺や「どうされましたか、おぼっちゃま！」
そこへ、
俺の声とAの声を聞き付けた爺やが
慌てた様子でこちらへ駆け寄ってきた
蒼弥「警備は、」
爺や「はい、？」
蒼弥「警備はどうなってんだよ！！！」
そう、。
この日は、
……はじめて、爺やに怒鳴った日でもある
昔から、多少怒りっぽい俺だけど
今まで1度も爺やには
そんなことをしたことがなくて。
もちろん、爺やは目をまん丸にさせて
とても驚いた様子を見せたけど、
執事歴の長い、俺の老執事は、
爺や「申し訳ございません…。」
爺や「今すぐ警備を確認して参ります」
と。
耳元についている無線機で誰かに連絡をした
爺や「おぼっちゃま、危ないですから
1度お部屋にお戻りになられてください」
蒼弥「でもAは、！」
爺や「あとは、爺やにお任せ下さい」
ああ……。
なんで俺は、
王になんてなってしまったんだろうか、。
国や市民以前に、
好きな女さえ、守れないのに……。
蒼弥「くっそ…」
ボンッ、と
爺やが立ち去り廊下にひとり残された俺は、
勢いよく、壁に握りこぶしを当てる
他人に怒鳴って
こうして何か当たることしか出来ない自分が、
Aために、何も出来ない自分が、、
本当に悔しくて、憎らしかった。
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あんず(プロフ) - 六ノ神さん» お返事が遅れました……！ありがとうございます！！大好きだなんて、本当に光栄すぎます、ありがとうございます！！こちらこそ！これからもよろしくお願い致します！！！ (2019年10月2日 21時) (
レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
六ノ神(プロフ) - あの、まじでこの物語好きすぎて、あんずさんがいつも作る作品ホントに大好きです！めっちゃはらはらしたし、無事に幸せになってくれてホントに最高でした！これからも頑張ってください！ (2019年8月27日 21時) (レス) id: b1e03a8962 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんず
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年6月16日 20時
