君と僕だけの国

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蒼弥「まじかよ…」









両目の上に、手の甲を乗せ

はぁ、とひとつため息をつく







やっと、見つけたと思ったんだけどな…




それも彼女はリングをはめていた









あの光景は、実に見ていられなくて









思い出すだけで、







また、こうして何も出来ない自分が

悔しくて、憎らしく思う









爺や「どうされましたか？おぼっちゃま」









ひょいっ、と





知らぬ間に

俺のそばにいる爺や。









昔はよく、急に現れる爺やに驚いてたけど


今じゃもう慣れっこになっているな…









そうそう。








Aもよく爺やが
突然、背後にいることが多いから


目を涙目にしながら
めちゃめちゃびっくりしてて…









蒼弥「いや、なんでもない、」









ってさ。









ほら、また君のことだ









っ、









そうだ…！！




いいことを思いついたぞ、！









蒼弥「あのさ、爺や」





蒼弥「1人、メイドを増やしてもいいか？」











せめて……。





彼女に似た、あの子を

俺の手で救ってあげたいんだ、。









顔が似ているだけでも、


もう、あんな過ちは二度としたくないから。。。






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