検索窓
今日:12 hit、昨日:8 hit、合計:574,259 hit

40 ページ41

side:Takahiro







今日はすごく疲れた








疲れたといってもレコーディングだけど
なかなかエネルギーを使う






家に着いた途端ベットに倒れ込む









やばい、これ3分あれば寝れるやつだ









意識が落ちそうになった瞬間インターホンが鳴って
寝ぼけてる俺は無視しようと思ったけど









急いで起き上がって玄関へ駆けていって
勢いよくドアを開けると









「来たよ」









黒いキャスケットと丸い眼鏡を身につけて
大きな荷物を抱えて立っている


俺の大好きな笑顔がそこにあった









Aを玄関に引っ張って俺の腕の中に閉じ込める









「隆弘...?」



隆「会いたかった...すごくすごく、会いたかった」



「...うん」









Aは俺の背中に手を回して
小さな体で受け止めてくれた









隆「ちょっと痩せた?」



「あ、バレた?」



隆「仕事相当忙しい?」



「ありがたいことだよ」



隆「...でも心配になる」






抱きしめていても分かる
ふわっと君が笑う仕草





君の顔を見ると安心するんだ
ひとりじゃないって思える














隆「飯食べた?何か出前でも取ろうか」



「作ろうか?」



隆「疲れてるだろ?無理させたくない」



「私が作りたいだけだよ?ちょっと待ってね」








そう言って俺のキッチンへパタパタと向かった








隆「...可愛すぎ」















相変わらずおいしいAの料理








隆「ごちそうさまでした」



「お粗末さまでした」







Aは立ち上がって食器を持って
またキッチンへ行った







隆「美味しすぎるよ」



「喜んでもらえて何より(笑)」













「今日ちょっと疲れてるでしょ?」



「たくさん食べて欲しくて頑張っちゃった」








振り向きながら優しく微笑む君は
あぁ、本当に罪な人




その言葉たちだけで俺はもっと夢中になってしまう




君しか見れなくなってしまう
君の後ろに潜む影さえも見えなくなってしまう









「ちょ...んっ」







後ろから強引に抱きしめて
顎を持って後ろを向かせて唇を奪う




深く深く息もできないくらい












Aが俺の胸をとんとんと叩いて唇を離すと
瞳を潤ませて肩で息をしてる








隆「ごめん、苦しかったな?」








さっきとは違ってAを優しく抱きしめる




41*→←39



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (263 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
892人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - この小説めっちゃ良いですね!続き気になりすぎて何回も読んでました!!更新待ってますね! (2020年8月18日 18時) (レス) id: e7c0e396af (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - めっちゃ続き気になります!!更新頑張ってください。 (2018年1月8日 23時) (レス) id: 89d14176a9 (このIDを非表示/違反報告)
まやまや - とうとうしんちゃんストーリー展開が始まりましたね。今後の主人公ちゃんの展開と他のメンバーの展開が気になります (2018年1月8日 22時) (レス) id: 452fc965d0 (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 思わぬ展開にドッキドキしてます ! これからも読み続けます 、いつもありがとうございます !! (2018年1月8日 19時) (レス) id: 5334b79192 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - この後の展開が気になり過ぎて、早くも次の更新が楽しみです!これからも頑張って下さい!! (2018年1月8日 18時) (レス) id: 42ead872a1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:なな | 作成日時:2017年12月20日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。