No Way Back(1)

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side:Takahiro








あれから月日は流れて
俺はいつも通り仕事に追われている









隆「(今日も...楽しいな)」








たくさんの仕事に追われる楽しい毎日
幸せでたまらない








Aのおかげでライブのことを引きずることも無く
いつも通りの集中力を発揮できてる







.









『デビューしてから変わらないメンバーは誰ですか？』



直「誰だろ(笑)」



真「日高やない？ビジュアル的にも進化したやろ」



光「俺はポケモンかよ」



隆「だったら秀太もでしょ」



実「性格ならにっしーとか真司郎あたりじゃない？」



千「2人とも丸くなったよね(笑)」



直「誰も俺のことは言ってくれないね」



秀「直也くんは特に変わってねえ(笑)」









たった今、雑誌の取材を受けてる





.







AAAの取材はフリートークが多く
仲が良いからこそのこの雰囲気は好評で









『好きな異性のタイプは？』



直「年下！」



実「即答じゃん(笑)」



真「おもしろい子かな」



秀「一途な人」



光「可愛い人」



千「みんな単純すぎるって(笑)」



秀「女子2人はどうなの？」



実「健康な人」



千「マメな人」



光「お前らも単純じゃん(笑)」



直「にっしーは？」








隆「...不思議な人」



光「なんだそれ(笑)」



真「病んどんの？」



隆「病んでないです(笑)」









好きな異性のタイプと言われて
すぐ思い浮かんだ人がAだったから








Aは不思議な人だから






.







浮かぶその顔に頬が緩む






思い浮かべただけで
もう会いたくて会いたくて仕方ない









隆「(ハマってるよなぁ...)」






．







そんなことを考えていたら、雑誌の取材は終わり
順番に撮影が始まって









俺は一足先に終わり、楽屋へと足を運ぶ









．









楽屋の前に見えた人影
遠目からでもすぐに分かり、思わず駆け足になる









.

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