さとみくんは振り向いてくれない！【stpr】

授業 ページ9

ーころん視点ー

あいつ、あんなことあったから来れないんだろうな…

だから僕が連れて行ってあげようと思って屋上へ行った。

僕だってAの事好きなのに。Aはさとみ君ばかり。


なんて思って屋上の扉を開けた

またさとみ君と話してる。僕の一方的な片想いだってわかってるけど

僕の方がAの事幸せにできるのに。

さとみ君だってAが好きなの知ってる。

さとみ君が羨ましい。さとみ君になりたい。


ころん「さとみ君！A！ここにいたんだ！」

チャンスが来るまで待つんだ。

さとみ「ころん。ありがとな。Aを教室まで連れてってくれないか？」

ころん「うん！任せて」

A「ありがとうころちゃん！ありがとうさとみ先輩！」

さとみ「おう。」


教室まで2人きり、このまま遠くまで連れ去っちゃおうかな。

そしたら僕だけのものなのに…


A「ころちゃん！ありがとね。助けてくれて。」


でも僕はそんなことできない。いい事して君が笑ってくれるなら。

傷つけることできない。

ころん「ううん。友達なんだから頼ってよ！」

君の目に映る僕は友達。

だから君の前ではどう足掻いても友達なんだ。

せめて、誇らしい友達で。信頼できる友達でいたい。




その笑顔を守らせて。

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