恋した彼はトリプルフェイス④【名探偵コナン】 (ページ26)

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ララside～④～

「それはそうと……
シュウ…じゃなくて昴さん？あなた何だか疲れてる？」

「………なかなかぐっすり眠れないので」

「？？どうして？」

ジョディが昴の顔を不思議そうに覗き込んだ。

『ご、ごめんなさい、私のせいなの』

「ララの？？」

『実は私、夜一人で寝れなくて………これまでもずっと千里さんと一緒に寝てもらってたの。
だから、』

「ま、まさか……二人で同じベッドに！？
え！？なに、まさか、寝不足って………本当にそんな関係に！？」

『？？私ね、寝てるとき相手に抱きつく癖があるみたいで……そのせいで相手は寝返りも打てないみたいで……だから昴、寝不足なんだよね？』

『子供みたいでごめんなさい』と私が恥ずかしそうに俯くと、「大丈夫ですよ、そのうち慣れますから」と、昴が私の頭を優しく撫でた。

その様子を、ジョディはぽかんと口を開けてみていた。

ーーー

「毎晩抱き枕にされてれば、そりゃ眠れないわね」

「………」

「よく持つわね、あなたの理性」

「………」

「ふふ、御愁傷様」

「そんな日本語どこで覚えた」

私の知らないところでこんな会話が交わされていたことは、全く気づかなかったのだった。

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