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降谷side〜〜
俺は車をおりると時計を確認した。
11:50
なんとか今日中に帰ることは出来たが、Aはもう寝てしまったかもしれないな。
早足で最上階へと向かい、静かに玄関を開けた。
すると…
『零、おかえり！』
リビングのドアが開き、Aが飛び出してきた。そしてAは俺に駆け寄ると、まず俺の額に手をやった。
『よかった、熱はないね』と微笑む彼女。
自分の帰りを待っていてくれる人がいることは、こんなにも幸せなのか。
「ただいま」
その言葉が自分でもなんだかくすぐったくて、
もう一度『おかえりなさい』と笑ったAがたまらなく愛おしくて…
もしも同棲したいと言ったらAはなんて答えるだろう…なんて事を本気で考えてしまった自分に思わず苦笑した。
今は我慢だ。
あと、もう少し…
組織を壊滅できれば、そうすれば問題はなくなる
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作者名：蒔々 | 作成日時：2018年3月17日 2時
