中国大会と試合後の晩餐 ページ10
中国大会すべてが終わり、選手達はそれぞれプライベートタイムに入る。
「ピチットくんが優勝か〜」
「勇利、バルセロナでまた会おうね」
中国大会男子シングル部門で優勝したピチットの周りの他の選手が集まる。
「ねえねえ、ピチットくん。レオくん達とご飯行くんだけど一緒に行こう」
「あ、僕…」
ピチットがAと約束があると言おうとした時、レオが「Aも行くだろ？」と聞くと
「いいの？行く！」
とAは即答。
ピチットは「あ、それでもいいのか。まあ、いっか」と思い、勇利の所に近づく。
「勇利も行こうよ」
「え…僕もいいのかな」
「いいじゃん！皆でワイワイ楽しいじゃない」
「ちょっとヴィクトル」
さらにクリスも加わり、かなりの大所帯で食事へと出かけた。
「フリーの拳法の振り付けすごく良いよね」
「見ててくれたんだ」
「あ、俺もチャイニーズって感じして好き」
食べに行った先でティーンズ組の間で話に花を咲かせる。
「フクースナ！」
「ヴィクトル呑み過ぎないでよ」
「うん。美味しい」
２０代組は組でそれぞれ自由にしている。
「Aと遠い…」
自分とAの間に２人ほどいるのを見て、ピチットは小さく呟いた。
試合後の気の抜けたAや
ご飯を食べるA
ちょっとした瞬間のAの写真を撮りまくりたかった
そういえば以前にも似たようなことがあったような気がすると考えた。
「もっと寄って」
ティーンズは４人で写真を撮ったりしている。
グァンホンが思い出したようにAに「ツーショット撮っていい？」と聞く。
Aが了承し、写真を撮っている。
「写真送るね」
「あ、じゃあ私の連絡先」
「じゃあグループ作ろうぜ」
ピチットは勇利達の話の相槌を打ちながらたまにその様子を見ていた。
今日はまだAの写真撮ってないなと思い出して。
カタンッ
箸をテーブルに落とす音が小さく響いて皆はその音のほうを見た。
そこにはご飯を食べている最中だったと思われるAが眠っていた。
「さっきから眠そうだと思ってたけど…」
「よっぽど疲れてたんだな」
そろそろお開きにしようかという雰囲気が流れる。
ピチットは眠っているAの写真を撮って、立ち上がる。
「僕、Aおぶって部屋まで送るよ」
ピチットはレオ達に手伝ってもらい、Aを背中におぶった。
「A、お疲れ様」
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鈴(プロフ) - 雪巴さん» 初めまして！コメントありがとうございます！昔スケートやってらしたんですね。滑っている文とかで至らない所もあると思いますが、楽しんで頂けるように頑張ります。 (2016年12月28日 16時) (
レス) id: c94c726e60 (このIDを非表示/違反報告)
雪巴 - ピチット君かわいい〜//// いつも楽しく読んでいます。私昔スケートやってたので夢主ちゃんやピチット君が滑っている文も夢主ちゃんがピチット君のことを考えている文もドキドキしていますこれからも頑張ってください。ピチット君愛してる (2016年12月27日 19時) (レス) id: fd274c24e7 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - なっぷんさん» はじめまして。コメントありがとうございます！毎回キュンキュンしていただけてるなんて嬉しいです。自分もなんとか仲直りさせることができて安心です（笑）これからも楽しんでいただけると幸いです。 (2016年12月21日 23時) (レス) id: c94c726e60 (このIDを非表示/違反報告)
なっぷん(プロフ) - いつも楽しく読んでます！こんな私がコメントしてもよいのだろうか…と思い、いつも踏みとどまっていたのですが今回、コメントを送らせていただくことにしました！毎回キュンキュンしてます笑二人が仲直りしてよかった！これからも頑張ってください！ (2016年12月21日 1時) (レス) id: b49a9d220c (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - Mr. Nàpoliさん» はじめまして。一番好きだなんて恐縮です！ありがたいです！！楽しんで頂けるように頑張っていきます！！ (2016年12月20日 23時) (レス) id: c94c726e60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十五
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2016年12月12日 1時
