ロシア大会とイタリア女 ページ17
ジョンは疲れたと先に帰り、Aも宿泊先のホテルに帰ろうとした時だった。
「ハアイ！」
ひょこっと突然現れたショート２位のサーラにAは嫌そうな顔をする。
「そんな嫌そうな顔しないでよ」
「そりゃあ私と会う度にスンギルの連絡先しつこく催促されれば…」
「だって教えてほしいんだもーん」
サーラはキャピッと可愛らしく笑う。
「同じホテルなんだし一緒に帰りましょ」
「お兄さんはいいの？」
「いいのいいの！」
「サーラ！？どこにいるんじゃサーラ！！」
「ミッキー！会場前のレストラン行ってみようぜ！！」
「ねえ、貴女とスンギルの関係性って何？」
サーラは興味津々にAに質問をする。
「別に。幼馴染で兄妹みたいなもんだよ」
「へー。スンギルっていつから女嫌いになったの？」
次の質問にAは「んー…」と少し考える。
「昔からモテていて、群がる女の子にはうざがっていたけど、
決定的な出来事はたぶん…」
私が１０歳でスンギルが１４歳の時
韓国に家族と遊びに来た私はスンギルのホームリンクへと行った。
そこで私はスンギルに新しく覚えたジャンプを披露したり、一緒に練習したりした。
だけどそれが他の女の子達は面白くなかったみたいで、滑っている私にわざとぶつかってきたの。
勿論私は転んで尻餅をついた。
明らかにわざとぶつかった事でスンギルが怒ったの。
「まあ、韓国語で何か言ってたけど、突然の出来事に私は頭の中【？】でいっぱいで
ただ茫然とそのやり取りを見てるだけだったけど」
「へー。じゃあ、やっぱりスンギルと仲良くなるには貴女とも仲良くなる必要があるのね」
サーラはニッコリと笑う。
「連絡先交換しましょ」
「…スンギルの連絡先は本人に怒られるから教えられないよ」
「それはいつかでいいわ」
サーラはAと連絡先を交換する。
「例えスンギルの連絡先貰ってもお兄さんに怒られるよ」
「それはどうにかするって」
サーラは「アハハ」と笑う。
「やっぱり、このままじゃダメよね…」
小さく呟いたサーラの言葉にAは聞き取れず、聞き返すが、
「なんでもないわ。こっちのセリフ」
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鈴(プロフ) - 雪巴さん» 初めまして！コメントありがとうございます！昔スケートやってらしたんですね。滑っている文とかで至らない所もあると思いますが、楽しんで頂けるように頑張ります。 (2016年12月28日 16時) (
レス) id: c94c726e60 (このIDを非表示/違反報告)
雪巴 - ピチット君かわいい〜//// いつも楽しく読んでいます。私昔スケートやってたので夢主ちゃんやピチット君が滑っている文も夢主ちゃんがピチット君のことを考えている文もドキドキしていますこれからも頑張ってください。ピチット君愛してる (2016年12月27日 19時) (レス) id: fd274c24e7 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - なっぷんさん» はじめまして。コメントありがとうございます！毎回キュンキュンしていただけてるなんて嬉しいです。自分もなんとか仲直りさせることができて安心です（笑）これからも楽しんでいただけると幸いです。 (2016年12月21日 23時) (レス) id: c94c726e60 (このIDを非表示/違反報告)
なっぷん(プロフ) - いつも楽しく読んでます！こんな私がコメントしてもよいのだろうか…と思い、いつも踏みとどまっていたのですが今回、コメントを送らせていただくことにしました！毎回キュンキュンしてます笑二人が仲直りしてよかった！これからも頑張ってください！ (2016年12月21日 1時) (レス) id: b49a9d220c (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - Mr. Nàpoliさん» はじめまして。一番好きだなんて恐縮です！ありがたいです！！楽しんで頂けるように頑張っていきます！！ (2016年12月20日 23時) (レス) id: c94c726e60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十五
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2016年12月12日 1時
