子狐、温泉に行きます。後篇 ページ33
プライベートのAさんは行きたくない誘いには笑顔は一切なくハッキリ断ります。
｢興味ないんでいいです｣
そこで打たれ弱い方は諦め、
残るのは照れていると勘違いする粘着タイプと
アメからの突然のムチに扉が開くor元々そういう性癖がある方です。
｢それとは別に子供っぽさが残っている所から普通に子供好きの年配の方。
そして動物好きの方にも好かれているので
贈り物をされる事が多くなる体質なのだと最近分析してわかりました｣
｢なんか…大変そうだニャ…｣
｢そして厄介な事に｣
話をしている皆の所へAも合流し、
｢二人共いた。明日の打ち合わせなんだけど｣
とマネージャーも丁度鉢合わせしてしまい、マキミキは内心悲鳴を上げる。
｢あ、こんにちは｣
｢こんにちは｣
マネージャーがAの肩に糸くずがついている事に気づいて取ろうとすると…
パァンッ
Aが良い音を出してマネージャーの手を叩き退けた。
真顔のAのから叩かれた手は不思議と心地良く、マネージャーの中でビリビリの高ぶる気持ちが沸き起こった。
｢あっ！ごめんなさい…｣
すぐに我に返って謝るAだが、一切マネージャーと距離を詰める事はない。
｢家が薬屋で色々な客や、あのバカ神獣との繋がりで衆合地獄で厄介な癖を持った人を見てきたせいか
無意識にその厄介な癖の人に対して拒否反応を示すんです。
その対応が癖のタイプによって…｣
気持ちの昂りを隠しきれていないマネージャーの表情にマキは
｢ギャー！完全に狙ってる気持ち悪い！！｣
と顔を真っ青にする。
｢お前なんかに触らせねぇよってか…へへへ…｣
ブツブツと喋るマネージャーに｢鬼灯様もうあいつ潰していいです！！こっちもありがたい！！｣とマキが訴え、
｢私欲も入ってるニャ…｣
とミキは冷や汗を流した。
｢だから私がいない時に露出してる服は少し心配なんです｣
と気絶させたマネージャーを鬼灯はマキミキに案内されて部屋へと運ぶ。
｢そんな理由もあったんだニャ｣
｢しかも全てAさんは無自覚で気づいていないです｣
｢えっ！？教えないんですか？｣
｢教えようかと思った時もあったんですが、
それで対応が迷走した挙句に余計呼び寄せる所まで想像出来たので今は私が陰で対処しています｣
｢ポテチ食べたい｣
｢チョコも｣
｢私は何の焼酎にしようかな｣
一方何も知らないAは座敷童子と呑気に売店で買い物をしていたのであった。
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鈴(プロフ) - ネコさん» コメントありがとうございます。アニメすごく面白いですよね。漫画もオススメです。無理しないように頑張ります。 (2020年9月8日 2時) (
レス) id: b29c9bf4f3 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - 最近Abemaで鬼灯を見始めてからハマってます（笑）応援してます！鈴さんのペースで更新頑張ってくださいね。 (2020年9月4日 18時) (レス) id: f7821a3b7d (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 櫻駄ミズキさん» コメントありがとうございます。頑張ります！ (2020年9月2日 7時) (レス) id: b29c9bf4f3 (このIDを非表示/違反報告)
櫻駄ミズキ(プロフ) - めっちゃ好きです…！！応援してます(о´∀`о) (2020年9月1日 17時) (レス) id: 441661fb12 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - レノン・リーシュナさん» コメントありがとうございます。両作品とも拝見した事のない作品なので、検討という形にさせて頂きます。すみませんでした。 (2020年9月1日 7時) (レス) id: b29c9bf4f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十五
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2020年7月27日 0時
