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森に眠る芸術家四*コラボ番外編* ページ8

「完璧な人型への変化美味くなりましたね」

「えへへ。沢山練習したんで」

3階の絵を眺めながらAと鬼灯は会話をする。


「今日はどうして現世に?」

「休みだったので、現世に配達の一緒について来たんです。

 それで広告のチラシを見て…

 絵描きの娘さんがうちのお客さんなんです」

「なるほど」

「所で、さっき言っていた頼み事って…」

Aが気になったことを聞こうとした時、

電気が消え窓がない会場は暗闇に包まれてしまう。


「えっ?」

夜目が利くAは辺りを見回して鬼灯の位置を確認する。

「コナンくん!皆!」

暗闇にパニックになった歩美が鬼灯にぶつかり、転んでしまう。

「大丈夫ですか?」

「うん…」

足元に転んだ歩美を鬼灯が起こしてあげ、

歩美は不安から鬼灯にしがみつく。それから数分して会場の電気は再び点灯した。


「なんだったんだ…?」

と回りがザワザワする中




「きゃああああああああああ!!」




会場に響く園子の悲鳴に皆はすぐに集まった。

ガタガタと震える園子と蘭が指差す先には

画商の田中が胸を刺され、大量の血を流した状態で多沢の作品の一つの前で座り込んでいた。

「田中さん!」

「もう死んでいる!皆近づくな!!」

田中の遺体に近づこうとしたのを蘭の父親である小五郎が止めた。


「鬼灯様…」

「面倒な事になりましたね」

Aはとある匂いを感じ取り、その人物の方へと目を向けた。






「被害者は画商の田中則之さん54歳。ナイフで心臓を一突きです」

若手刑事の高木は警部である目暮に状況を説明する。


「心臓を刺されて即死か…

 しかし、またまたこんな所で会うとはな…」

目暮は呆れた様子で小五郎に目を向け、向けられた本人は「よく会いますなぁ」と呑気に笑う。


「それで、同じ3階にいたのはここにいる方で全員ですか?」

目暮はコナン達一行と、A達、そして宮端、上村、坂本である。


「現場の絵の右隣の絵の前にいたのが蘭くんと園子くん、坂本さん。

 反対隣にいたのが上村さん、宮端さん」

一番遠い絵の所にいたのが阿笠と子供達、白澤と桃太郎。

その2つ隣の絵の前であり、現場の向かいにいたのがAと鬼灯であった。


「しかし、あの真っ暗な中よく一突きで心臓を狙えたな」

「え?真っ暗じゃなかったよ?」

歩美の言葉に皆が一斉に注目した。

「歩美、見えたの。向こう側に青白い光が」

「そうか!犯人はライトで照らしたんだ」


「違うと思う」

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(プロフ) - とーとばっくさん» 読んでいただき、ありがとうございます。自分のペースで更新頑張りたいと思います。 (2020年7月20日 15時) (レス) id: b29c9bf4f3 (このIDを非表示/違反報告)
とーとばっく - とても面白かったです!これからも無理のない程度に更新頑張ってください!応援してます! (2020年7月20日 6時) (レス) id: 10c7904400 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:十五 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php  
作成日時:2020年7月2日 3時

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