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森に眠る芸術家弐*コラボ番外編* ページ6

色々と提造があります。

**************

眼鏡の少年に落とした物を拾われた白澤は

「謝謝」

と言って受け取った。


「しぇ…?何言ってんだこの兄ちゃん」

小太りの子供がそう言うと隣にいたそばかすの少年が「今のは中国語でありがとうって意味です」

と解説をしてあげた。


「よく知ってるね」

「その袋の中身って何?」

眼鏡の少年に質問をされ、「漢方だよ」と答えた。


「僕は漢方を主にした薬屋をしているんだ。今日は仕事で来たついでにここに寄ったの

 こんちゃんと桃タローくんもおいで」

白澤に呼ばれ、桃太郎とAも団体客へと近づいた。


「たおたろーって変な名前だな」

「コレっやめんか」

小太りの少年、元太は初老の男性の阿笠に注意をされ口を閉ざす。


「本当は桃太郎なんすよ。それでも変な名前だろうけど…」

「なんでたおたろーって呼ばれているの?」

「桃は中国語で『タオ』って言うのよ」

カチューシャの少女、歩美は隣の大人びた少女の哀に解説をされ、「へー」納得した。


「Aです。薬剤師をしています」

「僕は白澤だよ」

「はくたくって中国の瑞獣と同じ名前なんだね」

眼鏡の少年コナンに指摘された白澤は驚いた後に「なかなか渋いね君」と笑った。

一通りの挨拶を済ませ、建物の中を巡ろうとした時

絵を見ていた白澤は前方を見ていなかった為、一人の男性をぶつかってしまう。


「あ、すみません」

「いえ…」


顔を合わせた白澤と鬼灯は数秒固まった後に

「ぎゃああああ何でお前がいるんだよ!!」

「なんですか。人を化け物みたいに」

「鬼灯さん!?なんでここに…」

「おや、桃太郎さんにAさんもお揃いで」


現世の視察スタイルで絵画展にいた鬼灯は白澤に睨まれるのを気にしない様子で桃太郎と話をする。

「あの兄ちゃんも知り合いか?」

元太に問われたAは

「鬼灯さ…ん。は私の職場の上司なの。所属している会社の人事部って所かな」

「へー」

「なら白澤さんも同じ会社の人?」

「さっきの二人は私の家族だよ。白澤さんは個人でお店をしているの。

 桃タローはそこの見習いで、私は拾われた子。
 
 薬剤師免許をとった私は別の会社に就職したってわけ」


一方で桃太郎と会話する鬼灯

「でもこんな所で会うなんてすごいですね」

「実はある人に頼まれ事がありまして」



「鈴木財閥のお嬢さんじゃないですか」

数人の男性が鈴木財閥の娘、園子に近づいた。

森に眠る芸術家参*コラボ番外編*→←森に眠る芸術家壱*コラボ番外編*



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(プロフ) - とーとばっくさん» 読んでいただき、ありがとうございます。自分のペースで更新頑張りたいと思います。 (2020年7月20日 15時) (レス) id: b29c9bf4f3 (このIDを非表示/違反報告)
とーとばっく - とても面白かったです!これからも無理のない程度に更新頑張ってください!応援してます! (2020年7月20日 6時) (レス) id: 10c7904400 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:十五 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php  
作成日時:2020年7月2日 3時

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