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ヒーローと迷子ちゃん後編*コラボ番外編* ページ14

「お前の親はヴィランか?」

轟の質問に皆は注目する。


「何?それ」

Aの反応に皆はザワつく。


「ヴィランの子じゃないのか…?」

「知らないとか…」


Aは爆豪に襟首を掴まれて持ち上げられる。

「テメーの親はどこだ。何を企んでるんだ」

爆豪に睨まれ、Aの尻尾が足の間に挟まり、ビビリ上がる。


「ちょっ…!かっちゃんやめなよ!!」

「そうだぞ!仮にもヒーローなんだから子供の扱いに気をつけたまえ!!」

緑谷と飯田が止めに入り、なんとか下ろされた。


「子供だろうが聞いてみるしかねーだろ」

「だからって聞き方が乱暴ですわ!」

「まあまあ…」

ブーイングに爆豪の人相が更に悪くなっていく。


Aは、あっ…と窓の外に人間界用の格好をしている鬼灯がこっそり手を振ってるのが見えた。


「鬼灯様」

Aは生徒達が言い合いをしている間に窓を開けてそこから飛び降りる。


「えっ!?」

「落ちた!!」

「だ、誰か先生を…」

生徒達は一斉に窓の下を見る。


「ご迷惑おかけしました」

そこにはAを抱えた鬼灯がお辞儀をして、軽やかなジャンプで森の方へと素早く消えて行った。


「え…?」

「ヴィラン?一般人?」

「結局何の為にいたんだ?」

取り残された生徒達は呆然とその方を見ていた。







いつもの森に戻ってきたAと鬼灯は手を繋いで帰る。

「Aさんが木霊さんの所に行っていつまでも帰ってこないって桃太郎さんが心配してましたよ。

 それで木霊さんも留守にしていたから知らないって言っていた所を森の動物が貴方が木の根元の穴に落ちて行ったところを目撃したと教えてくれて、追いかけて来ました。

 この世でもあの世でもたまに別の世界と繋がってしまう不思議なことがあります。

 あの穴も木霊さんに塞いでもらうつもりです」



あの人たちにもう会えないのか。


Aはふとそう思った。

子狐秘密事があります。→←ヒーローと迷子ちゃん中編*コラボ番外編*



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猫もん - 子狐が座敷童子に嫉妬する話、泣いてしまいました…小さい頃ってこんな感じだったなぁ…と思い出しましたw (2023年1月19日 18時) (レス) @page6 id: ab6da51256 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 褓さん» ありがとうございます。 (2020年6月16日 1時) (レス) id: b29c9bf4f3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いえいえ、、!鈴さんのできる範囲でゆっくり更新して下さい!気長に待ってます! (2020年6月10日 22時) (レス) id: 8689638df7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 褓さん» コメントありがとうございます。留守にしていてすみません。更新頑張ります(*´∀`) (2020年6月10日 16時) (レス) id: b29c9bf4f3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 久しぶりに占ツク開いたらたくさん更新されてて嬉しかったです、、!!これからも更新楽しみにしてます〜!! (2020年6月10日 12時) (レス) id: 8689638df7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:十五 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php  
作成日時:2018年3月7日 0時

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