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子狐初めてお泊りします。 ページ25

「それじゃあよろしくお願いします」

「はい」

今日は閻魔殿にお泊りということで、Aは桃源郷の入り口で鬼灯に預けられる。


「あ、もしも夜に帰るってぐずりだしたら俺か白澤様に電話してください。

 迎えに行きます。白澤様も衆合地獄にいるだろうし」

「わかりました」

「A、鬼灯さんの言うことを聞いて、お利口さんにしてるんだよ」

桃太郎がそう言うと、「うん」と返事をした。


Aと桃太郎はお互い手を振って一時お別れ。

「さて、本当に大丈夫かな」

A達の姿が見えなくなり、桃太郎はポツリと呟いた。









「それでは、この部屋で遊んでいてください」

用意された部屋にはおもちゃや絵本などが置いてある。


「私は向こうで仕事をしていますので何かあったら言ってください。

 向こうの広い所なんですけどわかりますよね?」

「はい」


鬼灯は行ってしまい、Aは部屋に一人残される。


「ほおずきさま」

10分もしないうちにAは訪れる。

その時、丁度仕事の相談で唐瓜も鬼灯の所へと尋ねていた。


「どうしました?」

「絵本、ぜんぶお家で読んだやつでした」

「20冊くらいあったんですけどね」

「日本語のかんぽうの本ありますか。

 お家には中国語しかないので」

「桃源郷でとんでもない英才教育受けてた!!」

Aの教育のすごさに唐瓜は驚く。


「わかりました。私が持っていますのであとでお貸しします」

「ありがとうございます」

「お前すごいなー」

と唐瓜はAの頭に手を置く。


「お店におきゃくさんがいるときは、お外で遊ぶか、

 部屋で本を読んでました。

 はくたくさまのくれた絵本は全部読んだので、

 かんぽうの本を読んでて」

「そういえば、言葉が前よりたどたどしさがかなり少なくまりましたね」


「あと、A二日よいのおくすりの作りかたわかります。

 いつもたおたろーが作ってるから」

「チッ…あの神獣は地獄に落ちればいいのに」

顔に影がかかる鬼灯に唐瓜は苦笑いを浮かべた。








「ほおずきさま」

漢方の本を与え、再び仕事をしていた鬼灯の所にAが訪れる。

「どうしました。それも読んだやつでしたか?」

「さみしいです」









「あの…鬼灯様…」

鬼灯の所に報告書を提出しに来た獄卒は顔を引きつらせる。

「どうしましたか?」

獄卒は鬼灯の膝の上で本を読んでいるAが気になって仕方ない。


「いえ…なんでもないです…」
 

子狐鬼灯様とお風呂に入ります。→←子狐夕食前の攻防



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moo(プロフ) - とにかく可愛くて面白かったです!銀魂コラボも最高でした! (7月30日 2時) (レス) @page50 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - しあ。さん» テンションがエグくなってしまいましたか(笑)喜んでもらえて嬉しいです。 (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 霊夢どうふさん» 一体どんな対応を受けるんでしょうかね(笑)タジタジしてそう (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 埴輪さん» 拍手をもらえるなんて!嬉しいです! (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 銀桜九尾さん» 銀魂人気ですね(笑)喜んでもらえて嬉しいです。 (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:十五 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php  
作成日時:2017年12月2日 16時

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