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子狐夕食前の攻防 ページ24

「ただいま戻りました」

閻魔殿に配達から帰ってきた桃太郎は見たことのない紙箱をテーブルの上に置いた。


「これどうしたの?」

「なんか閻魔大王のおやつだったけど、その大王がダイエット中とかで鬼灯さんがくれました」

白澤の質問に答えながら、桃太郎は箱を開けると…


「わああ…」

赤いイチゴが乗ったショートケーキにAは目をキラキラとさせる。


「え、これ2つしかない。絶対桃タロー君とこんちゃんのだけじゃん」

「たべたい!」

「はいはい。もうすぐ夕食だからその後にね」

「いまたべたい!!」

頬を膨らますAに桃太郎は「ダーメ!」と強めに言ってケーキの箱をしまう。


「だべだいもんんん!!」

泣き出したAを無視して桃太郎は夕食の準備を始める。

Aは床に突っ伏して「わああああああ!!!」と泣きじゃくり始めた。


「ねえ…食べさせてあげたら…?」

見かねた白澤が桃太郎に提案するが…


「ダメです!そう言って前に饅頭食べさせて晩御飯半分以上残したじゃないすか!

 もう残したやつ食べるの俺嫌っすからね!!」

「うう…」

「それに、放置してたら大丈夫です」



「わああああああああ!!あああああああ!!」




10分後




「えっく…うっく…」




さらに5分後




「スー…スー…」




そして更に更に15分後



「A、ご飯だよ」

「ん…」

桃太郎の声かけにムクリと起きたAはボーッと食事の席につく。






桃タロー君(お母さん)すごい…!


白澤は改めて弟子の凄さを思い知った。






「こんちゃん僕にもあーん」

「やだ」

ケーキは食後に美味しくいただきました。


(白澤様もあとで桃タロー君に一口だけもらった)









「そういえば、鬼灯さんがAに、『今度閻魔殿に泊まりに来てみませんか?』だって」

「とまり?」

「え、何それ」

子狐初めてお泊りします。→←子狐天狐になれますか?



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moo(プロフ) - とにかく可愛くて面白かったです!銀魂コラボも最高でした! (7月30日 2時) (レス) @page50 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - しあ。さん» テンションがエグくなってしまいましたか(笑)喜んでもらえて嬉しいです。 (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 霊夢どうふさん» 一体どんな対応を受けるんでしょうかね(笑)タジタジしてそう (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 埴輪さん» 拍手をもらえるなんて!嬉しいです! (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 銀桜九尾さん» 銀魂人気ですね(笑)喜んでもらえて嬉しいです。 (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:十五 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php  
作成日時:2017年12月2日 16時

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