【妖滅隊】黒咲霊香 派生作品

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「隊長、黒咲隊員が妖に、、、」
隊員が妖になったと聞いた。
黒咲霊香隊員だ。
「どうしましょう」
「黒咲隊員は俺が滅する」

妖になってから、何日かが過ぎた。
妖滅隊の隊員や、普通の人間、たくさん殺してきた。
楽しいなぁ。
自分でもそう思うなんて中々狂ってるなぁと思うけど。

今日もとあるところを荒らしに来た。
「わぁぁ！！妖怪だぁぁ！」
「キャァァ！！」
「フフ、、みんな大好きな妖だよぉ〜？」
グシャ
グシャ

こんなもんかな？
あたりは肉の塊だらけ。
生きてるものは、、、いた。

「お母さん！お母さん！」
動かなくなったものを揺さぶりながら、幼い子供が泣いて叫んでいる。

「ねぇ！しっかりしてよ！文！」

「お母さん！起きてよ！」

「ねぇ、、文、、、」

「お母さん、、、」

過去の記憶が入り交じる。
苦しんでいるのなら殺せば楽になれる、、だからこの幼い子供も殺せばいい、、なのに、、、

私の手は震えて動かない。
どうして？
頭が痛い。

その後は覚えていないけれど、恐らくあの子供は殺していないのだろう。
気づけばあの襲った所とは違う場所にいた。
必死に走ってきたのだろうか汗が頬をつたる。

なにこれ、私は妖なのに、、、

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