6ページめ(ジミン) ページ6
ジミンside
え?え?まさかの展開。
「……あ、天の声」
「ミルクティー先輩。こんばんは」
目の前で繰り広げられてる出来事に、
俺も思考がついていかない。
・
「つまり、ジョングクが、あの時の男の子?」
「…はい」
今日俺が働いてる店に新入りとしてやってきた一個下の後輩。チョンジョングク。
バイト慣れしてる、というか
やることは全部器用にできるタイプ。
同じ大学って聞いてたけど、
まさかこないだの子が?
Aがなにも太刀打ち出来なかったのも
あとになってみると、よく分かる。
…妙に強そうだもん。
ぱっと横を見ると、
困ったような表情でカバンの紐をいじってるA。
アッシュのワンレンヘアに目鼻立ちが整った顔。
大学に入ってからバイト漬けでさらに痩せて、
どんなにシンプルな服でもAが着たら格好いい。
でもフローラルの柔軟剤の匂いが似合ってる、
ただの可愛い女の子。
「ミルクティー先輩は、ジミン先輩とどんな関係なんですか」
「…天の声。アンタこないだあたしにタメ口じゃなかった?」
ただ…Aの通常運転はこんな感じ。
「だって先輩、背ちっさいし」
「……ジミナ、」
コイツ嫌い、って顔に出てるA。
「あっ、俺とAはね〜幼馴染だよ!」
頼むから駅前で喧嘩はやめてよ。
368人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ZISU | 作成日時:2016年9月21日 21時