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ぼーっとしてたバイト中。
「よっ」
隣りを見るとキムテヒョンが笑ってた。
「おー、キムテヒョン」
あたしの反応は今日も薄い。
イケメンイケメンって騒がれてた彼も、
もうここでは騒がれなくなってきてる。
「なんか元気ないっていうか、死んでるね」
「……」
余計なお世話だと思う。
「…キムテヒョンって、今日シフトかぶってたっけ。」
「あれだよ、なんか店長の粋な計らい?なんだっけ?あれ?」
意味不明。
「あ、そーだそーだ。なんか女の子は帰り道気をつけなきゃいけないから、俺ら男子組とシフトかぶるよーにしてんだってさ!」
「へー…」
それならもっとユンギさんとかナムさんとか居なかったのかよ。って毒をカラダに溜め込む。
…帰る時間が1時間は変わってくるんだから。
「大変なんだね、キムテヒョン」
「うん。てかそろそろフルネームやめない?」
「……」
その質問には答えず、シフト表にチェックをつける。
週5ペース…そろそろ体壊しそうだな。
・
「じゃあねーAー!」
キムテヒョンと駅で別れて、
そのままとぼとぼと家へ向かう。
そういえばキムテヒョンは割と近い大学だったような。
ピコンッ
途中でジミンから来たカトク。
うちのお母さんとお父さんが映った写真が貼っついてた。
…また居るのか、ジミナは。
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作者名:ZISU | 作成日時:2016年9月21日 21時