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「これこれ！日本のみかんを使った ショコラオランジェ！ねえこれも食べて！」
「 えーーー！！もう入んないよーーー」
日本店のために作った新しいお菓子を、これでもかとカズの前に並べる
カズはブーブー言いながらも、なんだかんだ一口は絶対に食べてくれる
……逆に言えば、皿にはカズが一口だけ食べたお菓子の山がてんこ盛りになってるって事なんだけどね
「 じゃあこれは？和三盆を使ったキャラメル！作るの難しかった〜！！」
「 潤くん……俺が小食なの分かってるよね……」
「 わかってるよ！引くほど少食で趣味に没頭したら３日は食べずにガマン出来るくせに、好きなものなら人の10倍は食べるの知ってるよ！」
「 なにそれ。脅してんの？」
「 とにかく食べてよ！感想が聞きたいんだもん！」
「 もー……」
カズは困った顔でフォークを握り直したけど、ハッと顔を上げた
「 ねぇ！あの櫻井さんに食べてもらったら！？」
「 へ？」
「 仕事仲間にメニューの意見を求めるのは大事じゃない？」
「 ダメダメ。櫻井さんはそーいうタイプじゃないもん。時間の無駄って言われちゃうよ……あ、でも相葉さんなら来てくれるかな」
「 え、誰それ？初耳だよその人」
「 超いい人なんだ！とりあえず声かけてみる！」
俺は早速、相葉さんにメールでお菓子の試食をして欲しいことを頼んだ
そして相葉さんは、10分後には家にやってきた
「 こんにちは！試食楽しみだな〜！」
「 なんだこの家は。散らかりすぎだろ」
…………何故か俺は呼んでもいない、櫻井さんも連れて
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作者名：サｯ子 | 作成日時：2016年5月25日 4時
