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仕事が急に終わったことで時間が急に出来たから、幼なじみに会うことにした
「 潤くーーーん！！！！」
「 あっ！カズーーーー！！」
雷門の前で立っているカズ……二宮和也に、俺は手を振りながら駆け寄った
「 潤くん久しぶり！！元気だった！？」
「 元気元気！！カズも元気そう！！」
「 ふふふー！！３年ぶりって感じしないね！」
カズは小学生からのご近所さんで、高校までずっと一緒の大親友だ
フランスに行くのが決まった時は泣いて喜んでくれたし、週に一度はいつもかかさずメールをくれた
「 なに食べたい？潤くんが好きなすき焼き？カニクリームコロッケでもいいね」
「 じゃあねー……もんじゃ焼き」
馴染みの店のもんじゃ焼き屋ののれんを、久しぶりにカズとくぐった
頻繁にメールで近状報告してたはずなのに、お互いに自分のことを話す口は中々止まらなくて、もんじゃを食べる暇もないくらいだった
「 それでね、櫻井さんたらね……」
「 フフっ。潤くん櫻井さんといい仕事仲間みたいだね！」
「 え？何いってんの？そんなわけないじゃん」
「 そうかなあ？潤くんさっきから、櫻井さんの話ばっかりしてるよ！」
「 ついムカついて、話しちゃうんだよね」
「 フフフ……いいお店が作れるといいね！」
ニコニコと笑いながらカズに励まされて、俺も自然と笑顔になる
「 遅いぞ！」
櫻井さんに前に言われたことを教訓にし、集合時間10分前に待ち合わせ場所についた俺を、櫻井さんは罵声で出迎えた
「 ちゃんと10分前に来たじゃないですか！」
「 何分前に来ようと一番最後に来たやつは遅いんだよ」
「 なんだよそのジャイ〇ンみたいな発言！」
「 まあまあ！松本くん、車に乗って！」
相葉さんに促されて、俺はプリプリしながら車へ乗り込んだ
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作者名：サｯ子 | 作成日時：2016年5月25日 4時
