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125話.神 ページ25

桐「くそっ。なんでやねん…届かん…なんでや…」



5度目の挑戦。しかし、淳太の位置が高すぎてあと一歩のところで届かない。



このままじゃ淳太どんどん消耗してまう…




何か方法は…




その時。




藤「そうや!テレポートや!神ちゃんテレポート使おう!!」



なるほどそうや!なんで気づかんかったんや!!




神「そうやそれや!!照史、俺に一回やらせてもらえへん??」




そういうと照史は頼んだというふうにコクリと頷いた。




よし、行ったるで。




全身にフォースを集中させて全身を緑の光で覆う。




テレポートで十字架の隣に行くと、十字架に拘束されたままがくりとうなだれ動かなくなっている淳太がいた。



神「まっとって淳太、すぐ助けるからな」




そう俺が声をかけると、彼は目を閉じたままほんの小さくこくりと頷いた。




ロダンのポケットから奪った鍵を十字架の鍵穴に差し込む。




鍵を回そうとした時




神「ってぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」




大きな衝撃が体を走った。




気づいた時には俺の体は地上から数メートル上の十字架から落下している最中だった。




十遠ざかっていく景色がやけにゆっくりだ。




藤「神ちゃん危ないっ!!!」




流星の声とともに俺の体が青い光に包まれて、そのまま地面にゆっくりと着地する。




体がガクガクしてしばらく動けない。




藤「神ちゃん大丈夫?」




神「お、おん…」




…淳太は、俺らが助けるまでの間、ずっとあんなのに耐えてきたん?




神「淳太…ごめん…すぐ行くから」




すぐにもう一度テレポートし、今度は電流が流れる前に鍵を差し込んで回す。




ガチャと音がして淳太を拘束していた器具が外れ、淳太は俺にもたれかかるようにして倒れこんできた。




たった1日なのに、もともと細かった淳太の体はより一層細くなったような気がして、




荒い息遣いと汗ばんだ体、そして頰に残ったいく筋もの涙の跡が、彼が経験してきた拷 問の過酷さを物語っていた。




神「ごめんな淳太…」




耳元で囁くが返事はない。




淳太とともにすぐに地上にテレポートする。

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作者名:そら | 作成日時:2019年5月8日 18時

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