検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:7,338 hit

#5 ページ5

けたたましくなるPHS
仮眠中なのに…とけだるく手にとった

大野先生!和也くん急変です!

そばにおいておいた聴診器を慌てて首にかけた
617号室に走りながら容体を聞く
ナースの後ろで聞こえるのは和くんの泣き喚く声
パニックをおこしているようだ
原因はわからない
ナースによると泣き叫び、酸素濃度が低くなり痙攣が始まっているよう
血圧も低いみたいだし、危険だ
もし本当にパニックだとしたら、専門に任せるのが1番
病室につく前に同僚の精神科医に連絡をとっておいた

617号室の外まで響き渡るかずくんの声
何があったのだろうか
うまく泣き叫ぶこともできず、途中で息が上がってるのが病室の外からでもわかった

ナースの手からにげようとして体をよじるかずくん。
ナースは、お手上げといった感じだった
酸素濃度の低下で機械がけたたましくなるなか、一生懸命泣いて叫んでいた
原因もわからない。
とりあえず痙攣が全身に回る前に苦しいのだけでもなおしてあげないと。

暴れまわる体を抑えるのではなくなんとか抱きしめ、少し落ち着いたところに酸素マスクをつけてもらった。
酸素マスクをつけてくれたのはナースではなかった

「あ、きてたのか」
「なんだよ智くんが呼んだんだろ」
「ごめんごめん、それより、どう思う」
「うん、なにか原因があってパニックおこしてるね
少し、通ってみる?」
「お願いしてもいいかな」

#6→←#4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.0/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
23人がお気に入り
設定タグ: , , つばさ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作成日時:2013年6月23日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。