裏と表。▼．K.N (ページ7)

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表。－　去年　－ページ7

ASide

あっちも、うちが誰か気づいたみたいで、
微妙な沈黙が続く。

だって、お互い学校のアイドル的存在の人たちだよ?!

その二人が、ベンチの取り合いしてたの。w

ビビりますよ、そりゃ。w

そのとき、

健人「Aちゃんって、そういう子だったっけ?」

中島健人が、沈黙を破った。

A「いやいやいや。それ、こっちのセリフだから。」

久しぶりに人とほんとの自分で話せてる。
なんか、ほんとに今日の疲れが吹っ飛んでく。

健人「じゃぁさ、もしかしてだけど、Aちゃんって、あの「アイドル」的なAちゃんって、

A「裏の顔だよ。」

もう、いっていいかなってw
もう、バレてるのと一緒でしょ。w

健人「え?裏の顔? あれが、表の顔なんじゃないの?」

A「え?意味不明。」

健人「だって、みんなに見せてる顔が、本当で今の顔が嘘でしょ?だったら、裏が、これじゃん。」

やっぱり意味はわからなかったけど、言いたいことはわかった気がする。
このひと、うちがこういうひとだって、わかってないww

A「そうだね、ごめんね、うち、今日ちょっと、嫌なことがあって。。。悪い気分になっちゃってたら、ほんとごめんね。」

いいこスイッチON

健人「ふふwwwAちゃん、おれとにてるね。」

はあ。
ほんと意味がわからな

健人「Aちゃんが最初、いつもの顔は裏の顔だっていったのは、今の顔がほんとの自分だとおもってるから。んで、いま、おれに本当のかおを隠そうとしたのは、そのこの顔をみせたくないから。つまり、自分が嫌いなんでしょ？」

まさか、ほんの数分でうちの心がよまれた?!

健人「ははww図星ー。俺にだまされちゃってww ねぇ、俺にだけその顔見せてよ。俺も、本当の自分隠してる身だし。疲れたときは、ここ集合で。」

うちが、いいよと返事をするひまもなく、彼は、公園の出口にむかっていてしまっていた。

うちも帰ろうとおもったとき、

健人くんがこっちを振り返って、

「このことは、俺と君の、ひみつだからー!!」

そういってきた。

うちは、「わかってるわ!!」と、本当のAで返事をする。

けんとくんは、「ふふww最高w」そういって、こうえんをでていった。

そういえば、けんとくん一生懸命空みてたなぁと思ってそらをみる。

すると、そらには数え切れないほどの綺麗なほしがあった。

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そんな、星空のなか、うちと中島健人は出会ったのです。