裏と表。▼．K.N

裏。 ページ14

高校に入ってから、ずっとこう。
もう、慣れたよ。

ﾋﾄﾘﾎﾞｯﾁのｾｲｶﾂにはね。


イジメっていっても、殴られたり、蹴られたりはしない。

なぜかって?

その、蹴られた跡が残っちゃ、女たちにとって、都合が悪いからね。

女「お前、まさかあの転校生にもてを出すつもりじゃないよねー?」

はい、まったくもってありません。
てか、今まで手を出したことすらないし。

女「うちの彼氏がさぁ、あんたと浮気してるとこ見ちゃったんだよねー。まじ、死ねよ。」

浮気してるつもりなんてない。
あっちがついてくるだけじゃん。

女「黙ってないで、なんか言えよ!!」

そう言って、今度は汚い水をかけてきた。


もう、ホントに死にたい。

結局私はﾋﾄﾘﾎﾞｯﾁなんだよ。

どうにでもなればいい。

そう思った時だった。


「やめなよ。」


誰かが、そう言った。


・


・


・


A「な･･･んで。」


・


・


「 絶対に、守るから。」

中学校の頃の言葉を思い出す。


・


・


君は、その言葉を、覚えてくれてたのかな?


・


・


君は、ずるいよ。


・


・


やっぱり、守ってくれるんだね。

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