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『わたしっ…』
「返事は今じゃなくていいから。
もー風呂沸かしてあるからお前先入ってこい。」
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私がお風呂からあがると、
入れ替わりで広臣がお風呂に入っていった。
テレビの向こう側に映っている
芸能人の人たちを
ぼーっと見つめる。
ちょうどバラエティ番組が放送されていた。
今の私とはまるで正反対で
生き生きとした表情に
楽しそうに笑う姿を見ながら思う。
『いいなぁ…楽しそうで。』
「ん?なに?楽しくねーの?」
『えっ?』
いや、早っ。
いや、怖っ。
『は、早くない?』
「んー10分ぐらい?」
『も、もーそんな経ってる!?』
「ぼーっとしすぎ 笑」
ぼーっとしすぎて気づかなかっただけで、
結構前から私の後ろにいたらしい。
上半身裸で首にスポーツタオルを巻いてる広臣。
『ちょ、ふ、服着なよ、。』
「ん?なんで?」
『な、なんでじゃなくて…
その…///』
「なに?熱あんの?顔赤いけど 笑」
『や、…///』
こんな姿見たら
誰でも照れると思いますけどね私は。笑
とりあえず私は
火照った顔と気持ちを落ち着かせるために
洗面所を借りて髪を乾かすことにした。
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作者名:さ や よ せ | 作成日時:2017年11月19日 2時