J事務所の紅一点は室龍太の奥さんです Part30 (ページ44)

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紫耀「ひどっ」

「ふふw何かダンス上手い子やなって思ったよ」

潤「あ、そうなんだ」

紫耀「小学生の時からダンス習ってて…」

潤「あー…」

「うちでいう、神山タイプなんですよ」

潤「そうなの？」

「5歳からずっとやってたらしくて…」

潤「長いね」

「はい。紫耀もオーディション受けてない…よね？」

紫耀「うん」

「スカウトって少ないんですよね」

潤「ほとんどは親とか兄妹とかだよね」

「そうなんですよ。関西は…2人居てるんですけど…東京は…どうなんです？」

潤「あまり聞かないよ。東山さんがスカウトって有名な話だけどね」

「あぁ…」

紫耀「姐さんはどこでスカウトされたの？」

「え？どこやったかな…あ、電車の中」

潤「電車？」

「はい。あの…舞台を見に行った時に…」

潤「偶然？」

「兄が出てて…その舞台に。その帰りに…」

潤「スカウト」

「はい」

岩橋「スカウトされたら優遇されそう…」

「そんな事ないよ」

岩橋「そう？」

「だって…うちが前に居れたのは…女って事が珍しいからやし」

潤「そういう理由って辛いね」

「ホンマですよ」

潤「関西って凄いね」

「いやいや…東京の方が人数多いし…」

岩橋「そこ比べちゃダメじゃない？」

「ホンマに…叩かれる覚悟で言うけど…」

潤「えっ」

「東京って恵まれてますよね」

潤「そうかな？」

「関西と比べたらですよ？」

潤「あぁ…」

「地上波の番組やってそうやし、雑誌とか、番組とかもそうですけど…」

潤「うん」

「あの…関西から東京に、引き抜かれる時もあるんですよ」

潤「関西Jr.が？」

「はい。何か…関西Jr.のファンの人って東京に行ったら売れると思ってるらしくて…」

潤「実際、姫がそうじゃんか」

「うちは期限付きでしたよ」

岩橋「あ、そうだよね」

「うん。この年からこの年まで、東京で活動してね、って言われて…」

潤「あー…売れたな、って思った時は？」

「7～8年くらい前…ですかね」

潤「何で？」

「あの…w助っ人として来たのに…うちの話ばかりでいいんですか？」

潤「やっぱさ、聞きたくない？後輩は」

岩橋「はい」

紫耀「色々と苦労してそうだから…」

潤「ほら」

「あの…玄樹が入った時くらいの時に…関西の黄金期って言われてて…」

潤「うん」

「先頭に立ってたのが11人居たんです」

潤「おぉ」

「まぁ…5人は辞めまして…」

潤「あぁ…そっか」