J事務所の紅一点は室龍太の奥さんです Part28

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「だって…」


日向『お爺様にはお断りしとき』


「…ぁい…」


日向『はい。じゃ』ﾌﾟﾂｯ



「…こんの…鬼畜マネージャーめ…」


龍太「情緒不安定やな」


「だってぇ…」


龍太「仕事くらいちゃんとせーよ」


「むぅ…」



崇裕「内心ホッとしてるやろ？」


龍太「…分かった？」


崇裕「ははっwやっぱり？」


龍太「良かったぁ…と思って」


照史「おいおい…w」


龍太「絶対振り回されるし…」


崇裕「まぁ…自由やからなぁ…あのお嬢さんは」


龍太「ホンマやで…」


照史「尻にひかれるタイプやろ」


龍太「嫌や。そんなん」


照史「いやぁ…絶対そやって」


龍太「俺そんなタイプ？」


照史「うん。ひかれると思うで？」


龍太「嘘やろ？ホンマに？」


照史「うん」


信五「振り回されてる時点でそやろ」


龍太「マジっすか？」


裕「そやなぁ」


龍太「えぇ…」


「最近発見したすばるくんの癖ありますよ」


すばる「俺の癖？」


「…泣きそうになると目を見開くの」


すばる「そんなんしてる？」


「…泣きたくないのか分かんないですけど…会見の時とか…泣きそうになると…毎回目を見開いてるんですよ」


すばる「…泣きたくないから」


「けど…」


すばる「泣いたら未練タラタラやん」


「…そうかもしれませんけど…」


すばる「これは俺が決めた事やから。ヒナやヨコに何回も確認されたよ。けど…決めた事は曲げへんから」


「…そうですか…」


すばる「…お嬢、泣いたらアカン。これから辛い事苦しい事たくさんあるで。…けどな、我慢もするな」


「え…？」


すばる「お嬢はすぐに我慢するから。…お嬢の大好きで、大切な仲間が居らんくなった時泣いたやろ？泣きたい時に泣け。けど…我慢してたら泣けへんくなるで」


「…我慢なんかしてないですよ。…悔しいんですよ。一緒にやってた仲間が居なくなってどんどん辞めていくのが悔しくて……何か…嫌やったんです」


すばる「嫌？」


「…止めたいのに止められへんくて…」


すばる「…なるほどな…」


「大好きな人たちが居なくなって…心のどこかに穴が空いたんですよ」


すばる「ほぉ」


「今までずっと一緒にやってて、それなのに急に居なくなったから…どうしたらいいのか分かんなかったんです…先輩やし年上って事もあって…頼ってた部分が多いのかな…って思って…」


すばる「頼るのはええ事やで？…伊藤たちが居なくなった時自分らがどう行動するのか」

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