J事務所の紅一点は室龍太の奥さんです Part27

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「携帯壊れちゃってさぁ…」


母『え、大丈夫？』


「…また買うからいいよ。どうせお兄も買うし」


母『…良かった…』


「別に死んだ訳じゃないんだし…」


母『それでも親は心配するの！』


「いや…あのね？マミー」


母『何？』


「棚をね？固定してなかったから倒れて来た時に携帯を潰してしまって…んで…固定電話もね？家ないから…」


母『置きなさい！』


「いや…使わへんもん」


母『何でよ〜』


「だから使わんのよ。家にあっても」


母『はぁ？』


「「はぁ？」じゃないし。家にあってもさ、あなた掛けて来おへんやろ？」


母『まぁね…』


「だから置かへんの。分かった？」


母『もしもの時のために！』


「あー…考えとくわ。じゃ」ﾌﾟﾂｯ



日向「はは…w」


「もう…」


〜数時間後〜


ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ


「あ、帰ってきたんかな？」


ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ


「あれ、康二」


日向「なぜびしょ濡れなの」


龍太「急に雨降ってきたから…」


康二「びっしょびしょ」


「風邪引くで？もう…」


Aは2人にタオルを投げた


龍太「投げんなや」


「んふふw」


康二「携帯繋がらへんかってんけど」


「あ、ごめんな？壊れてもうてん」


康二「えぇ…もう…めちゃくちゃ心配してんで？仕事中もずーっと」


「ごめんごめん…w」


康二「もう…ねぇ？電話も出ない、メールも返って来おへん。どーなってんの！？って」


「ごめんて…w」


康二「俺もう龍太くんに詰め寄ったからね」


龍太「俺が知る訳ないのに」


康二「まぁ…w」


龍太「姐さんどうしたん！？って言われても知る訳ないやろ！と思って…w」


日向「そらそやな」


龍太「俺も連絡取れへんし」


康二「はははっw」


崇裕「確かになぁ…」


照史「皆連絡取れへんのに龍太だけ取れるておかしいもんな」


龍太「ホンマやで。それもコイツ…「姐さんの姿見るまで帰らん！」とかって言うから…連れて来てんで？もう帰る気ないやん」


康二「え、アカンの？明日オフやん」


龍太「別にいいけどさぁ……親にくらい連絡したらどうなん？地震起こった時さぁ…してなかったやん」


康二「あ、忘れてた」


「おいおい…ww」


康二「ははw」


崇裕「連絡したん？龍太は」


龍太「え？」


崇裕「室くん」


龍太「してない。だって連絡来たもん」


照史「ホンマに好きやなぁ…w」


日向「変わらんなぁ」


「ホンマや。けどたまに連絡来るから嬉しいつってたで？w」

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