J事務所の紅一点は室龍太の奥さんです Part27

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龍規「O型もよう食われるらしいで」


「だって、将也」


将也「よう食われるよ」


「お兄もそやもん」


龍規「O型やもんな」


「そう。もう6月嫌いやわぁ」


室母「何で？」


「梅雨の時期じゃないですか」


室母「あー…雨？」


「そーなんすよ…嫌やわぁ…と思て…」


龍規「偏頭痛やもんな」


「そうそう。あぁー…と思ってな」


将也「ははっw」


龍規「なぁお嬢？」


「んー？」


龍規「お嬢は、いつから龍太の事…恋愛的な感じで好きになったん？」


「んー…いつやろ…崇裕さんには結構昔から恋してるような目で見てた気がするで、って言われたけど…」


将也「違うの？」


「んーとね…多分、意識するようになったのは…高校生〜20歳くらいかな」


龍規「そんなに前？」


「何か…認めたくなかってん。好きやけど…これは友人として、って割り切りたかったんよ」


将也「ふぅ〜ん…それを聞いてお兄は？」


龍太「いや…そこまで意識してなかったけど無駄に絡んでくるなぁ…って」


室母「へぇ〜…」


「うち、こんなに人を好きになった事なくてさぁ…どうなのか分からんくて…」


龍規「そうやったんや」


「うん。正直さ、ダメ男ばっかやったやん」


龍規「そやな」


「別に容姿はどうでもいい。中身がイケメンなら」


将也「そうなん？」


「うん。…イケメンがいいとか？スタイルがいい人がいい。とか？どーでもいい」


龍規「ドライやなぁ…」


「…だって全部満たしてくれてるから。龍太は」


龍規「お嬢のタイプに？」


「うん」


室母「ふふw耳赤ーい」


龍太「うっさい…///」


将也「真っ赤っかw」


龍太「もう〜…」


龍規「幸せそうやなぁ」


「幸せやから」


龍規「うわ、そのドヤ顔久しぶりに見たわ」


「んふw」


将也「お姉ちゃんさぁ…ファッション誌買うてるんやね」


「あー…CanCamやろ？」


将也「うん」


「ずっと買ってるよ？」


龍規「そうなんや」


「うん。何か…周りに流されんなって昔から言われてたから…ミーハーになろうかなぁ？って」


龍規「いや…別にならんくても良くない？」


「だって…」


龍太「そのままでええんやって。流されようが流されまいが」


「むーっ…」


将也「お姉ちゃんはそのままでいて？」


「あははっ…wそんなに嫌？w」


龍規「考えられへん」


龍太「無理」


将也「うん」


「はは…w分かった分かった。ただね、TPOだけでもしっかりせなアカンから」


龍規「そやな」

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