J事務所の紅一点は強火室担で室龍太の彼女です Part21 (ページ31)

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「「ううん。何もないよ」って言うと「言いたい事あるんちゃうの？」って聞いてくれてさ…そこで自分の考えが言えるようになってさぁ…」

照史「そうやったんや…」

「うん。…昔からずっと言いたい事溜め込んじゃってさ…誰にも言えなかったんよ」

照史「…めっちゃオープンな性格やのに？」

「…入る前の話な」

照史「あぁ…」

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ

「あ、ひーちゃん」

日向「大事な話があるの」

「へ…？」

淳太「俺らも？」

日向「出来れば聞いてほしい」

「うち…ひーちゃんが辞めるとか言い出したら…」

日向「まず話を聞け」

「はい…」

日向「…私、産休とる事にしたの」

皆「・・・」

「こ、子ども！？」

日向「…デキちゃったの」

皆「えぇーーー！？！？」

「ちょ、彼氏居るなんて聞いてないよ！」

日向「言う訳ないでしょ」

「え？いつから？」

日向「…付き合ったのは…9年前…」

「え！？嘘……相手は！？」

日向「アンタも知ってる人や」

「まさか………」

日向「…何や…」

「マーシーちゃうやろな！？」

日向「違うわアホ」

崇裕「何でマーシー？」

「同じマネージャーやし…」

崇裕「あぁ…」

日向「同級生の…」

「寛貴！？」

日向「そう」

「嘘……言ってよ！」

日向「ごめん。それで…産休とらせてもらう事にしたの。ジャニーさんにも言ってある」

「うちのマネージャーは…」

日向「少しの間変わるやろね」

「育休はとったらアカン」

日向「それはあの人に任せるよ」

「…一足先にママになっちゃったね」

日向「…アンタん所の子と遊ばせたらえらい事になるやろ」

「まだ産んでません～」

日向「いつかは産むでしょ？」

「…そやね。お母さんに見せなきゃ」

日向「…楽しみにしてるよ」

「それは相談ですね…」

日向「あんなぁ…アンタが決めた事なら龍太は反対せーへんから。…それは私が一番よう分かっとる。安心せぇ」

「…うん。じゃあ…しばらくは…」

日向「代わりの人が来るよ」

「…そんな清々しい顔しないでよ…」

日向「うるさいのが居なくなって楽やねん」

「酷いなぁ……あ、産んだら見せてな」

日向「はいはい…明日来るから」

「了解」

日向「じゃあまた」

照史「体気ぃ付けて」

日向「ありがと。じゃあね」

「ばいばい！ひーちゃん！」

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ

崇裕「お母さんかぁ…」

「ひーちゃんに先越されたなぁ…」