J事務所の紅一点は強火室担で室龍太の彼女です Part20 (ページ7)

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「…だって初めて作詞した曲やもん」

淳太「そうやったっけ？」

「うん。だから嬉しかったんよね…」

崇裕「そっか…」

「うん。…あ、そうや、この前さ」

照史「ん？」

「佐竹くんと黎哉に久しぶり会うてん」

崇裕「まださぁ…くん付なん？」

「…癖や。直らん」

智洋「俺と同期やった気がするけど…」

「知ってるよ？けど…佐竹くんは初めて会う
た時から佐竹くんやからなぁ…」

崇裕「呼び捨てがいいって言うてたで？」

「言われた。もう呼び捨てでええよって」

照史「呼び捨てにしーや」

「いやぁ…滉輝とは呼べへんわ」

照史「いや、誰もそうとは言うてへんで？w佐竹でええねんて」

「佐竹……いや無理や！」

崇裕「何でや…w」

「無理無理…そんなんうちが崇裕さんの事を濵ちゃんって呼ぶようなもんやで」

照史「うわぁ…違和感しかない」

「せやろ」

ー仕事終わりー(急！)

智洋「おねe…ってお姉？何聞いてんの？」

「ん？聞く？」

智洋「うん」

智洋はイヤホンを付ける

智洋「…エイト？」

「うん。…生きろって曲」

智洋「すばるくんが作詞作曲したやつ？」

「そう。…夢や希望なんてなくていい。ただ生きろって事。…すごいよね。こんな曲書けるなんて…考え深いなあ…って」

智洋「…そっか」

「うん。…あとね、Answerって曲も」

智洋「どういう曲？」

「んー…そやなぁ…年上3人やから…その…辛い事とか苦しい事とかたくさん…共にして来たんやろうしね…「守るべき未来のため嫌われ者を選んだ過去に囚われ嘘を着替え手つかずの夢進むべき道のため靴を汚して街に出る自己に塗れて淀んだ時間そこから次のステージへ」っていう歌詞があって…何か…自分と重ねちゃってさ…」

智洋「え？」

「…うちもね、守るべき未来のために嫌われ者を選んだの」

智洋「どういう…」

「この事務所ってさ、女なんか入ったら批判食らうに決まってるやんか。けど…少しでも注目してほしかったんよね…うちにじゃなくて、関西Jr.に。…だから…活躍できる場所を増やすために東京にも行った。今こうやって関西Jr.戻って舞台とか…仕事を増やして関西Jr.にスポットを当てたい。アンチもあるけど…気にしてられないし…」

智洋「そっか…」

「でさ…過去に囚われてて…嘘ばかりついてさ…デビューの夢…進むべき道のため…けど…何かを犠牲にしなきゃならなかった…」

智洋「…うん」