J事務所の紅一点は強火室担で室龍太の彼女です Part20 (ページ49)

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～数時間後～

ｶﾞﾀｶﾞﾀｯ

龍太「ﾋﾞｸｯ!! 何や……」

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ

龍太「…A…？」

「はぁ…りゅ…たっ…」

ｷﾞｭｰｯ

龍太「ちょ、寝てなアカンって」

「一人にしないで…」

龍太「しーひんから。寝てや。…明日の舞台出たいんやろ？…少しでも良くしたいなら、寝て」

「ここ居って…」

龍太「居るよ」

Aはベッドに寝る

「ん…ここ…」

龍太「入んの？」

「ん…」

龍太「…しゃーないな…」

龍太はAの横に寝転んだ

「…なぁ…」

龍太「どーした」

「…うち……弱いかな…」

龍太「そんなん考えんでええ。…頑張ってるのは皆知ってるから。…弱くないよ」

「…うん…ありがと……」

ﾄｩﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾄｩﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ

龍太「もしもし」

？？『龍太？俺』

龍太「照史？どうしたん」

照史『今どこ？』

龍太「看病任されてAの家に居るけど」

照史『今から行っていい？ちょっと話したい事があんねん』

龍太「分かった」ﾌﾟﾂｯ

「すぅ…すぅ…」

龍太はこっそりベッドから抜けた

～数十分後～

ﾋﾟ-ﾝﾎﾟ-ﾝ

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ

照史「おう」

龍太「どーぞ」

照史「おん」

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ

リビング

龍太「話って？」

照史「Aの事で…」

龍太「うん」

照史「あの子さ…最近おかしくなかった？」

龍太「んー…特別変って訳ちゃうかったけど…何やろ…疲れてんのかな？って感じは結構前からあったよ？疲れっていうか…ストレスなんかな？」

照史「そうか…」

龍太「どうしたん？」

照史「いや…グループでの仕事の時にさ…」

龍太「うん」

照史「…携帯をな？全く見ようとせーへんのよ。あの子」

龍太「ん？それがおかしいん？」

照史「いやだって…昔なんかずっと見てたやんか。だから…」

龍太「んー…携帯見たくない理由があるとか
そんな感じ？」

照史「そやねん…俺らには何も言わへんねんあの子。俺らも疲れてるやろうからって…話しかけへんし…」

龍太「話聞いてほしいんちゃう？」

照史「え…？」

龍太「メンバーに言わへんのは言いたくないとか言わないんちゃうくて、聞かれへんから言うてないってだけやと思うで？…そのぉ…「何かあったん？」って聞いたら多分…「何もない」って言うと思うけど…」

照史「おん」

龍太「携帯の中身が気になるんなら…「携帯の中身少し見えてん」とかって言えば…」