強火室担の紅一点は黄侍の妹 Part11

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「…むかし…りょこーしたときにおうたね…おないどしくらいのおとこのこでしゅ…」


信五「…おん」


「おにーちゃんがだいしゅきで…おとーとがいて…てれやなおとこのこでしゅ…」


信五「ほーか…」


「しゅこしたれめで…したったらじゅ…」


信五「おん…」


「だいしゅきになっちゃった…」


信五「…ほーか…どこに旅行行ったん」


「きょーとかなら…もーわかんないっす…」


信五「ホンマに好きなんやな」


「…ひとめぼれしました……けど…もぉー…おぼえてないとおもいましゅよ…」


信五「…そうか…」


「…さんしゃい…ときに…おうた…」


信五「…そか。…帰ろか。そろそろ」


「もーちょっとのみましょ…？」


信五「もうアカンて。帰るぞ」


「むらしゃーん…」


信五「ほらw行くぞ」


「んぅ〜…」


信五「仕事は？」


「にゃーい。んふふ〜w」


信五「もう…ほら、行くで」


信五はおんぶした


「…だいしゅきでしゅ…」


信五「もう…分かった」





外


「Zzz……りゅぅ…く…」


信五「…りゅうくん…？」


「…ん…Zzz…」


信五「…まぁいっか」





〜翌日〜


「んんぅ………あれ……」


信五「起きたか？」


「…村さん…」


信五「…酔い潰れたから、とりあえず連れて帰って来たけど、二日酔いは大丈夫か？」


「…はい……あの…昨日って…」


信五「昨日？ヤケ酒してたけど？」


「あぁ…」


信五「仕事ないんやろ？」


「はい…」


信五「関西Jr.に伝えて来るか？」


「…そうします…」


信五「連れてったるわ」


「え…？」


信五「俺もオフやから。暇やねん」


「でも…」


信五「ええから。風呂入って」


「服とか…」


信五「ん」


信五は服を渡す


「へっ…？」


信五「…買うてきたやつ」


「…いいんですか…？」


信五「…まぁ…別に俺のセンスで良ければ」


「…ありがとうございます。嬉しいです」


信五「そ。なら風呂入って着替えや」


「はい」


〜数十分後〜


ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ


信五「お、着替えた？」


「はい」


信五「ええ感じやん」


「ありがとうございますw」


信五「行こか。行く途中で朝飯買お」


「はい」


ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ




車中


「…昨日変な事言いましたよね…」


信五「んや？特に何も。…ただ、初恋の事は言うてたで。京都か奈良やって」


「あぁ…」


信五「3歳らしいやん？」


「そーなんすよ…もう顔も名前も覚えてないですけどね」

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