強火室担の紅一点は黄侍の妹 Part5 (ページ39)

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皆「えっ…」

「…取れるらしいで。屋良っちも30超えて取れたって言うてたし…」

康二「…それ…」

「正直言うと…龍太も真鳥も危ないと思う」

龍太「…分かってるよ。そんな事」

「関西Jr.はね…デビュー出来る確率が少ないからね…」

康二「そうですね…」

「でも、うちは全力で応援するよ。デビューした時は駆けつける」

龍太「仕事やったらどうすんねん」

「…仕事でも行くよ」

崇裕「お嬢…」

「だってさ…こんなん言うたらアカンけど…東京より関西の方がレベルは高いねん」

大吾「えっ…？」

「歌唱力もダンスも」

室母「…どうしてそう思うの？」

「…関西Jr.って……地上波とかに出ることが少ないんですよ。その分稽古とか多いし…」

崇裕「…そやな？」

「辞めていく人も居るけど…うちは何人もの人を見送ってきた。…これ以上減って欲しくないねん…」

康二「姐さん…」

「色んな道を探すのはええ事やと思うけど…才能があるのにこんなにも見られてなくて…辞めていくのは勿体無い。だって…もう少し頑張れば…デビューも見えなくはないんよ？簡単にデビュー諦めて…もう無理やからって辞めて……そっから一緒にやってた仲間が、デビューしたらどう思うねん。自分も、もう少し頑張ったらデビュー出来たのかも、って思うやろ」

大吾「そうですね…」

「……文がね、関西Jr.から居なくなったら、最年長は龍太になるし、Jr.歴が一番長いのは真鳥になる。…絶対に辞めないで」

龍太「え…？」

「うちはVeteranの生き残りは文と龍太だけやと思ってた…けど文が居なくなっちゃったら…頼れる人も少なくなると思う。けどね…関西Jr.には、うちらが居る」

崇裕「俺ら暇やからなw」

「アホアホ！ちゃんと仕事しとる！」

崇裕「へへw」

「…もし、何かあったら言うてね？いつでも相談乗ったるからさ」

大吾「…安心ですね」

「おん。やって軽く10年選手居るやろ」

康二「僕ももう10年ですからね」

「せやろ？古謝も丈も真鳥も龍太も、皆軽く
10年超えとるやろ」

龍太「俺13年やからなぁ…」

「真鳥も14年やしな」

崇裕「…世界は狭いな」

「え？」

崇裕「だってさぁ…地上波に出ることも少なければBSで週一やで？」

「そやな…って…あ！ジャニーさんがうちを兼任にした理由って…」

崇裕「…注目させるって理由もあるかもな」

「なるほど…」

室母「安心ねぇ…濵田くん達が居ると」