検索窓
今日:12 hit、昨日:6 hit、合計:85,571 hit

41 ページ41

.

楠「そしたら少しでも楽になるのに…」


皆「…っ…」


薫太「…しんどいんかな…龍太…」


真鳥「え?」


薫太「ずっとしんどいんかも…頼れる人が傍に居らんから…」


真鳥「あぁ…」


薫太「浜中くんが居ったら少しでも楽やったんかな…」


真鳥「でもしゃーないやろ…」


薫太「うん…」


楠「兄貴は?」


薫太「室くんは…ないと思う…」


楠「何で?」


薫太「今までの人生の中で一番迷惑かけてる人やから…お母さんの次に…って言うたから頼らないっていうかぁ…頼りたくない…って感じ?」


楠「そっか…」


丈「あと…頼り方が分からんて…」


楠「あぁ…そっからかぁ…」


薫太「多分…同い年とかの方が言いやすいと思うけど…周りは照史と大智くらいやし…」


楠「そーかぁ…」


真鳥「…ちょっと傷付いてるやろ?」


薫太「…まぁね…ちょっと悔しいかも…」


真鳥「別に龍太にとって薫太が頼れないって訳ちゃうと思うで」


薫太「でも…」


真鳥「心配してほしくないだけやと思う」


薫太「………」


真鳥「いつもアホみたいに明るいお前が暗くなるのが嫌なんちゃうか?」


薫太「アホみたいって…酷いな…」


真鳥「ははwでもま、暗くなってほしくないんやと思う」


薫太「そっか…」


真鳥「うん」




ー翌日ー


ICU


龍太「んん…」


楠「起きたか?」


龍太「あれ…おれ…」


楠「倒れたっていうか…稽古行く途中に頭痛酷なって、ここに運ばれて来た」


龍太「そか…」


楠「手術…どうする?このまま死ぬまで待つか、手術して、少しでも楽になるか」


龍太「…受けるよ…」


楠「じゃあ来週」


龍太「ん…」


楠「んじゃ。ゆっくりしとき」


龍太「ん…」


楠「………あ、薫太くんに感謝しいや」


龍太「え…?」


楠「ここまで運んでくれたん薫太くんやからさ。あと…大西くんもめっちゃ心配してた」


龍太「…そか…」


楠「…周りを見ろ。助けてくれるから」


龍太「…ん」


楠「じゃ」


ガラガラ





稽古場


ガチャバタンッ


真鳥「あ、WEST…」


照史「薫太から聞いた」


真鳥「あぁ…」


照史「大丈夫なんか?」

42→←40



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
141人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

むにゃむにゃ団子 - 君の膵臓を食べたい、、、、、、、、、、、、、、、、、? (2019年10月19日 9時) (レス) id: b07ee6c15c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:室担の黄色ジャス民 | 作成日時:2018年8月29日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。