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楠「そしたら少しでも楽になるのに…」
皆「…っ…」
薫太「…しんどいんかな…龍太…」
真鳥「え?」
薫太「ずっとしんどいんかも…頼れる人が傍に居らんから…」
真鳥「あぁ…」
薫太「浜中くんが居ったら少しでも楽やったんかな…」
真鳥「でもしゃーないやろ…」
薫太「うん…」
楠「兄貴は?」
薫太「室くんは…ないと思う…」
楠「何で?」
薫太「今までの人生の中で一番迷惑かけてる人やから…お母さんの次に…って言うたから頼らないっていうかぁ…頼りたくない…って感じ?」
楠「そっか…」
丈「あと…頼り方が分からんて…」
楠「あぁ…そっからかぁ…」
薫太「多分…同い年とかの方が言いやすいと思うけど…周りは照史と大智くらいやし…」
楠「そーかぁ…」
真鳥「…ちょっと傷付いてるやろ?」
薫太「…まぁね…ちょっと悔しいかも…」
真鳥「別に龍太にとって薫太が頼れないって訳ちゃうと思うで」
薫太「でも…」
真鳥「心配してほしくないだけやと思う」
薫太「………」
真鳥「いつもアホみたいに明るいお前が暗くなるのが嫌なんちゃうか?」
薫太「アホみたいって…酷いな…」
真鳥「ははwでもま、暗くなってほしくないんやと思う」
薫太「そっか…」
真鳥「うん」
ー翌日ー
ICU
龍太「んん…」
楠「起きたか?」
龍太「あれ…おれ…」
楠「倒れたっていうか…稽古行く途中に頭痛酷なって、ここに運ばれて来た」
龍太「そか…」
楠「手術…どうする?このまま死ぬまで待つか、手術して、少しでも楽になるか」
龍太「…受けるよ…」
楠「じゃあ来週」
龍太「ん…」
楠「んじゃ。ゆっくりしとき」
龍太「ん…」
楠「………あ、薫太くんに感謝しいや」
龍太「え…?」
楠「ここまで運んでくれたん薫太くんやからさ。あと…大西くんもめっちゃ心配してた」
龍太「…そか…」
楠「…周りを見ろ。助けてくれるから」
龍太「…ん」
楠「じゃ」
ガラガラ
稽古場
ガチャバタンッ
真鳥「あ、WEST…」
照史「薫太から聞いた」
真鳥「あぁ…」
照史「大丈夫なんか?」
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むにゃむにゃ団子 - 君の膵臓を食べたい、、、、、、、、、、、、、、、、、? (2019年10月19日 9時) (レス) id: b07ee6c15c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:室担の黄色ジャス民 | 作成日時:2018年8月29日 2時