20 ページ20
.
大智「アイツさ…いつも明るく振る舞ってて皆に心配かけたくないって明るく振る舞ってる。家族にも頼らなくてさ…心配かけないしさ…頼りたくない…って言うてんねん。でも死にたくない…もっと…もっと生きたいって言うててさ…自分の体が病魔に侵されてる事くらい分かってる…けど…生きたい…って…康二たちに心配かけたくないって…強がってなきゃ…ボロボロになりそうで怖くて…って結構前に言うててん…」
薫太「そんな…」
大智「だから…普段言えへんような事をさ…多分…薫太になら言うから」
薫太「でも…」
龍規「俺らには言わへんよ」
照史「…多分…頼り方を知らんのちゃうか？あの子」
崇裕「え？」
照史「ほら…甘えベタやん？」
淳太「まぁ…確かに」
照史「それに、あの龍太が室くんに頼る訳がないやん」
文一「それは言えてるな」
照史「でしょ？」
龍規「まぁな…それはそーやな」
政氏「うーん…どーしたもんかねぇ…」
淳太「…ま、辛くなったら自分から言う事を願っとこ」
崇裕「…せやな」
淳太「うん」
病室
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
康二「…起きてへんか……」
大吾「うん…手術…大丈夫やったみたいやねこれで…」
康二「…おん…」
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
照史「何や。お前ら来てたんか」
康二「照史くん…」
照史「手術は成功したってさ」
大吾「よかった…」
照史「暗い顔すんなよ！」
康二「…はーい」
照史「もうすぐしたら起きると思うで」
康二「よかったぁ…」
ー数十分後ー
龍太「ん……」
照史「起きたか？」
龍太「…んー……」
照史「手術お疲れ様。成功やって。…全部が取り除けた訳じゃないけどな？」
龍太「…そか……康二たち来てたんや」
康二「あ、おん」
照史「起き上がらんくてもええからな」
龍太「うん…」
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
担当医「あ、どーも」
3人「どーも…」
担当医「担当医の、楠と申します」
照史「あぁ…」
担当医「…手術の事は……聞いてるか」
龍太「…うん…」
担当医「ならいいね。少しでも症状が出たら来てよ？悪化したら困るから」
龍太「…ん……」
担当医「ではごゆっくりー」
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
照史「個室でよかったな？」
龍太「はは…w確かにね」
照史「…なぁ…少し聞いていいか？」
龍太「ん…？」
照史「正直に言うてほしいんやけど…」
龍太「…うん…」
照史「…病気の事…気にしてる？」
龍太「…少しだけ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 141人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
むにゃむにゃ団子 - 君の膵臓を食べたい、、、、、、、、、、、、、、、、、？ (2019年10月19日 9時) (
レス) id: b07ee6c15c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：室担の黄色ジャス民
| 作成日時：2018年8月29日 2時
