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康二「……」
龍太「…何が目的や」
「ここに来るの分かってた」
康二「なぜ」
「何故？…女の勘ってやつ」
龍太「は…？」
「まぁまぁそんな感じよ。…で、何しにここへ来たの？」
康二「あぁ……誰を殺そうとしてるん？」
「…それは言えないねぇ……殺し屋としてのプライドぶち壊されちゃあ…困るからね」
康二「…それは…そうかもしれんけど…」
龍太「…何で」
「何が？」
龍太「何で俺らの邪魔をするん」
「…それが仕事やからねぇ…依頼を受けて、遂行するのが仕事やから」
康二「殺し屋が居るから…」
「そうかもね。…でも」
龍太「何」
「…私にも仕事はある。…邪魔してるのは…龍太たちやで？」
龍太「は？」
「うちらは手助けしてんの。無駄に犯罪者が出ないように」
龍太「だからって」
「だからうちらが殺すの。…お金も入るし、いい仕事よ」
康二「…おかしいって…」
「ふふw」
龍太「…今日、誰を殺すんや」
「…そうねぇ……大物政治家」
康二「！？」
「後にここにやって来るわ」
康二「…どうする？」
龍太「止めるしかないやろ」
康二「…でも…」
龍太「康二。お前は政治家の人をここに入らせるな」
康二「わ、分かった！」
ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ
「…さ、久しぶりに昔話でもしようか？」
龍太「何が昔話や。…お前のせいで今もこうなってんねや」
「ふふwでもそれは、5人も一緒よ？」
龍太「5人も一緒？お前と一緒にすんな」
「…あら、考え方が変わったのね」
龍太「俺は復讐を果たす為に続けてる」
「…それは…私じゃない。私の仲間よ」
龍太「知ってる。…だから復讐を果たすまで俺はお前の事を…」
「んふふw許さないって言うの？」
龍太「…あぁ」
「…その人はもうこの世界には居ない」
龍太「は…？」
「とっくに辞めてる。そうね…彼は今…」
龍太「待てや。どういう事やねん」
「どういう事？…それは、初めて人を殺めて怖くなったんやろ。辞めたのよ」
龍太「…っ…」
「…彼は今、東京に居るわ。殺めたいなら、好きにすればいいわ」
龍太「…俺はお前を許さない」
「ふふw…そう」
康二「あ、あのっ…」
政治家「何や。君は」
康二「…藤井Aさんに会う予定ですか？」
政治家「そうや」
康二「今はちょっと居らしてなくて…」
政治家「どういう事や。呼び出しておいて」
康二「それが…僕らもよく分かんなくて…」
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作者名：室担の黄色ジャス民
| 作成日時：2018年7月17日 20時
