俺らが愛してあげる (ページ4)

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甘えてええねんで(ぶんる) ページ4

文一side

稽古場

康二「文一くん！」

うるさ…

文一「何や」

康二「…龍太くん多分もうすぐ限界が…」

文一「ん、分かった」

康二「お願いします！」

文一「りょー」

～数十分後～

文一「…龍太」

龍太「ぶんいちくん」

めっちゃふらふらしてるやん…

文一「はぁ…少し休み」

龍太「…だいじょぶです…」

呂律回ってないし…

文一「もう…真鳥！」

真鳥「はい！」

文一「少しの間頼むわ」

真鳥「了解っす」

文一「ん」

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ

空き部屋

龍太「…なんで…」

俺は龍太を膝に寝かした

文一「康二に言われたんや。風邪引いてんのにダンスすんなって。昔から頑張り屋なのは分かっとるよ。けど、息抜きも必要やって」

龍太「…わかってるけど…」

文一「…お前も兄貴と似てんねんな。ホンマに素直じゃないわ」

兄弟揃って…ホンマに

龍太「きらい…？すなおじゃなかったら…」

…アカン…めっちゃ可愛いねんけど！！

文一「…んなわけ…w…なぁ龍太」

龍太「…なに…？」

文一「お前のええ所は努力家な所や。けど、それと同時に、我慢のし過ぎやで？…俺には甘えてもええねんで。お前だけが頑張らんくてええねん。…俺の前では弟キャラで居ろ」

龍太「…うん…」

文一「よし、寝ぇや」

龍太「…ここおって…？」

文一「…居るよ」

涙目で上目遣いで見られたらもう…

龍太「ん…」ｷﾞｭｯ

…ホンマに辛いんやろなぁ…俺の前では無理しなくてええのに

まだ弟感が抜けきれてない龍太やけど、俺は一生愛し続けるって決めたから

…可愛い龍太の寝顔にキスして、レッスンが終わるまで待ってた

…俺には甘えてな。龍太

END