人間なんか信じひん

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龍太「ﾋﾞｸｯ!?」


崇裕「康二」


康二「よかったー…」


シゲ「…康二」


康二「あ、どうしたん？」


シゲ「今な、声出えへんねんて」


康二「え？」


大吾「どういう事ですか？」


隆平「…ストレス？かな…」


大吾「そうなんですか…」


康二「大丈夫なん？」


※『』は筆談


龍太『大丈夫』


康二「そっか…」


大吾「ツッコミは…まぁ…末澤くん居るし…大丈夫やとは思うけど…」


望「アイツだけじゃ不安やしなぁ…」


隆平「昔はボケやったのにね…何がきっかけでツッコミなんか…」


崇裕「結構前からやんな？」


龍太「ｺｸｯ」


崇裕「6〜7年前？」


龍太「ｺｸｯ」


照史「ボケやったもんなぁ…マーシーが辞めた時ら辺から？」


龍太「ｺｸｯ」


信五「アイツ何年やってたんや？」


淳太「1…3年くらいやと思います」


信五「あー…」


崇裕「菊さんがその2年後やもんな」


照史「そう。今の俺の年で辞めたんよ」


淳太「あれ？そんないってた？」


照史「いって…w菊さん、大倉くんと同い年やからね？」


崇裕「あれ？そやっけ？」


照史「そやで」


忠義「アイツの方が誕生日早いしな」


裕「確かになw」


忠義「うん」


大吾「菊岡くんてタピオカとかキノピオって言われてたんですか？」


崇裕「あー…キノピオは言われてたよな？」


照史「うん」


崇裕「菊さんの鼻が高いから、キノピオって言われてたらしいけど…タピオカは…」


照史「言われてた？」


龍太「ｺｸｯ」


照史「誰発信なん？」


龍太『文一くん』


照史「文ちゃん？」


龍太「ｺｸｯ」


崇裕「何でタピオカなん？」


龍太『菊さんの苗字とタピオカのイントネーションが似てたからって言うてた』


崇裕「あー…確かにそうか…w」


照史「ホンマやな」


淳太「…龍太、少し聞いていい？」


龍太「？？」


淳太「…手当てした時にさ…古傷見てもうてさ…新しい傷より酷いって…どういう事？」


龍太「………」


淳太「答えたくないなら答えなくていいよ」


龍太『俺が施設に入った時から出るまでの間ずっと虐められてたから、簡単に治らない傷も残ってる』


淳太「そっか…」


龍太『気にしてないから』


淳太「…そう」


龍太「ｺｸｯ」


隆平「ずっと辛かったもんね」


龍太「…ｺｸｯ」



〜数時間後〜


康二「…ん？…あ、龍太くん寝てもうた」


大吾「疲れたんやろね」


康二「そやね。部屋に運んでおこ」


大吾「うん」

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