人間なんか信じひん

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文一「俺らが昔お世話になってた、畠山さんって覚えてる？」


崇裕「あー…ちょっと童顔な人？」


文一「そう」


崇裕「その人が？」


文一「今な、舞台芸術さんらしいねん」


崇裕「へぇ〜…」


龍太「舞台芸術…」


文一「そう」


崇裕「畠山さん何かあったん？」


文一「…元、施設の人」


皆「えっ…！？」


隆平「ﾊｯ! あの人か…」


崇裕「え？施設の人って事は…」


文一「そう。虐め」


崇裕「あら…」


文一「…で、今度の夏松竹、あの人も関わるらしいねん」


龍太「…っ…」


康二「…大丈夫！」


大吾「康ちゃん？」


康二「…龍太くんの事は俺らが守ってあげるから」


文一「康二…」


康二「だって…見えてない訳やし…危ないしさ…俺らが居れば平気やろ？」


大吾「そやな！」


大西「うんっ！」


文一「…大丈夫か？」


龍太「…ん…」ｺｸｯ


文一「何かあったら言いや」


龍太「…ん…」


崇裕「てか何で文ちゃん来たん？」


文一「連絡来たから」


崇裕「え？」


文一「電話が来たんや」


照史「見えてないんやろ？」


文一「龍太は見えてないよ？ただ、連絡先に入ってるのが少ないから」


照史「あぁー…なるほど」


文一「そ。…まぁ…これから…同じ事が多く起きるかもしれんけど…」


崇裕「マジか…」


隆平「あ、病院っ…」


裕「あぁ…それなら、ジャニーさんから連絡来たで」


隆平「へっ？」


裕「ジャニーさんの知り合いで、治せる人が居んねんけど…」


隆平「うん」


裕「…アメリカまで行かなアカンねん」


皆「アメリカ…」


裕「それも2週間」


信五「マジか…」


裕「…それでも龍太がええならジャニーさんに言うとくけど？」


隆平「…どうする？」


龍太「…治したい」


隆平「裕ちん…」


裕「分かった」


ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ


文一「…いつからやっけ？」


龍太「高校生くらい…」


崇裕「顔も分からんのに…何で？」


龍太「顔は分からんけど…匂いとか…声とか微妙に変えてても分かるし…」


康二「探偵みたいやな…」


崇裕「そっかぁ…」


文一「あ、関西Jr.知ってるからな？」


龍太「え？」


文一「ジャニーさんが話しとったで」


龍太「はぁ…」


康二「けどそこまで知らんよ？」


文一「…うん」


龍太「何？今の間」


文一「いや…」


龍太「何？」


文一「自分から話した方がええんちゃう？」


龍太「え…？」


文一「真鳥と丈は付き合い長いし？1回ここに連れて来たで」

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