人間なんか信じひん (ページ3)

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隆平「レッスンっていつ終わる？」

淳太「えっ？えっと…17時前には…」

隆平「分かった。ありがと」

裕「お前はどうするん」

隆平「龍太の側に居る事にします」

裕「分かった」

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ

崇裕「大丈夫かな…」

薫太「休憩入ったら行こ？」

大智「せやな」

隆平「龍太」

龍太「ごめん…」

隆平「ええんよ。ちょっと情緒不安定やもんね…大丈夫や。僕もよくあるし」

龍太「よくあっちゃダメやろ…」

隆平「ははっw」

龍太「もう…」

隆平「ﾆﾋｯ」

龍太「ふふ…w」

隆平「ちょ、今人の顔見て笑ったやろ？」

龍太「違うよ…w」

隆平「ほら、今もそうやん」

龍太「…隆くん何も変わってないね…」

隆平「まだ子ども？」

龍太「昔から何も変わってない。…人を笑わせるの大好きで…安心できる笑顔…」

隆平「ふふっw龍太が笑っててくれればいいんよ？僕は」

龍太「…うん」

～数十分後～

龍太「そろそろ戻る…」

隆平「戻れる？」

龍太「…ｺｸｯ…」

隆平「一緒に行こか」

龍太「…おん」

レッスン場

崇裕「よし、休憩や」

大智「行くか」

薫太「うん」

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ

裕「お、マル」

隆平「戻りました～」

崇裕「龍太っ…大丈夫か？」

龍太「うん…」

隆平「頑張ってな？」

龍太「はいっ」

薫太「ごめんな？ストレスやったんやな…」

龍太「あ、うん…」

大智「これから俺らに話して発散しーや」

龍太「ありがと」

大智「おうっ」

～2018年現在～

龍太side

龍太「はぁ…」

康二「どーしたん？ため息ついて」

龍太「なーんも」

康二「？？変なの…」

何も変わってない…俺って……

いつも誰かの陰に居て…いつも誰かに守ってもらってて…弱虫で…

今はもう守ってくれる人は居ない…俺が後輩たちを守らなきゃアカンのに…

優しかったあの人たちは居ない

…どうしよ……

？？「龍太」

龍太「…丸山くん…」

隆平「大丈夫？思い詰めた顔してたけど」

龍太「…守ってくれる人は居ないから…どうやって後輩たちを守ろうかなぁ…って」

隆平「…そのままでええよ」

龍太「えっ…」

隆平「…誰かを守ろうなんて思っちゃダメ。咄嗟の判断やで？」

龍太「…そうですね」

隆平「うんっ」

龍太「…変わんないね…」

隆平「へへっw…僕が守ってあげるからね」

小声で言った

龍太「…俺が守る番やから」

隆平「期待してる」