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啓介「1989年11月22日生まれの28歳や」
「え、教えたん?」
啓介「俺やっぱアイツ嫌いや」
龍太「はは…w」
啓介「完全に嫌われてるやん」
龍太「大丈夫やってw」
「…ホンマにお兄なん…?」
啓介「そーや。…俺もついこの間まで病院に入院してた。植物状態やった」
「………」
啓介「信じらへんやろうけどな」
「…そっ…か……」
啓介「…辛い思いさせてごめんな」
「…別に…」
真鳥「出るか」
龍太「せやな」
ガラガラバタンッ…
廊下
真鳥「唯一の家族やしな」
龍太「うん」
康二「Aも安心したやろ」
大吾「そやね」
康二「おんっ」
啓介「大体の事は龍太から聞いてる。虐め…られてたんやってな」
「…うん」
啓介「…頼らんかったんか?」
「…んーん。…心のどこかではメンバーの事ずっと信じてた。…いつか元に戻れる、ってね…でも…その願いは叶わないのかもね…」
啓介「…あんさぁ…黒澤優里愛って…兄貴…居る?」
「…居ると思うけど……」
啓介「…黒澤亜矢斗……ってお前に言うても分からんか…」
「その人が?」
啓介「…黒澤優里愛の兄貴は…高校の同級生やったんや」
「え…?」
啓介「…黒澤優里愛って聞いた時…ちょっと引っかかってな…」
「…その…亜矢斗って人は…?」
啓介「俺はちょっと分からへんけど……龍太やったら連絡先持ってるんとちゃうか?」
「呼んできて」
啓介「おう」
ガラガラ
啓介「入ってええよ」
ガラガラ
真鳥「もうええん?」
「うん。…りゅう」
龍太「ん?」
「黒澤亜矢斗って人知ってる?」
龍太「黒澤亜矢斗?」
啓介「高校の同級生に居ったやろ」
龍太「あぁー…あの黒澤か……」
「連絡先持ってる?」
龍太「一応居るけど…連絡取ってへんし」
「…その人、優里愛の兄貴やねんて」
皆「は?・え?」
龍太「黒澤って妹居た?」
啓介「居ったよ。お前は仲良うなかったから知らんやろうけどさぁ…」
龍太「あの陰キャと仲良かったのお前だけ。他の奴ら空気扱いしてたで」
啓介「えー?」
龍太「アホなお前は気付いてへんけどさ」
啓介「なっ…否定出来ひんけど……」
龍太「一応黒澤に連絡してみるけど…優里愛に直接繋がるとは言えへんで?」
「…いいよ。それで」
龍太「…なら連絡してくる」
ガラガラ
真鳥「でも何で気付いたん?」
啓介「ん?」
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結良(プロフ) - めっちゃ面白いです!さいしんがんばつてください (2019年2月12日 22時) (レス) id: bcdec7bcd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:室担の黄色ジャス民 | 作成日時:2018年11月5日 18時