人間なんか信じひん 2

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快斗「でもまぁ…元気そうでなにより」


隆平「かいもね」


快斗「おう。…じゃ、そろそろおいとまするわ」


隆平「気を付けてね。まだ居るから」


快斗「お前らもな」


隆平「うん」


快斗「じゃ、またどこかで」


ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ


望「あの人って…」


隆平「…唯一っていうか……いじめには加担しなかった人」


裕「ほーん…」





ー数日後ー


隆平「んんーっ…」


裕「どうした？」


隆平「んー…暇やなぁ…って」


亮「まぁ…そーやな」


崇裕「暇ですねー」


照史「稽古あるやろw」


崇裕「まぁなw」


ﾄｩﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾄｩﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ


シゲ「もしもし？康二？」


康二『あ、シゲ？』


シゲ「どうした？何かあったか？」


康二『あんさ、今日るーたくんと撮影やってんけどトイレ行ったら居なくなっててん』


シゲ「え？」


康二『でな、帰ってないかなぁ…って』


シゲ「帰って来てへんけど…」


康二『嘘…荷物もないんやで？』


シゲ「え、康二。それホンマか？」


康二『ホンマやって…どうしよ！』


シゲ「一旦帰って来い。そっからや」


康二『すぐ帰る！』ﾌﾟﾂｯ



流星「何かあった？」


シゲ「…また事件かも…」


皆「！？」


智洋「どうしたん」


シゲ「…康二が、今日龍太くんと撮影やってんて。けど、トイレから帰ったら荷物も本人も居らんくなってた。って…」


隆平「！？」


シゲ「康二のせいじゃないけど…多分…その場所に…」


隆平「まだ懲りてへんのか…」


忠義「みたいやね…」


ﾄｩﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾄｩﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ


隆平「…はい」


？？『久しぶりですね。…隆平くん』


隆平「！？お前…」


？？『板倉です』


隆平「…今更…俺に何の用やねん」


板倉『弟みたいに可愛がってた龍太くん居ますよね？その子拉致しました』


隆平「は…？」


板倉『期限は1週間。探し出してください』


隆平「ちょ、ちょっと待てや！」


皆「！？」


隆平「1週間！？無理やって！」


板倉『無理？…大事な龍太くんには頑張ってもらわなきゃあきません』


隆平「何する気や…」


板倉『そうですねぇ…男の相手ですね』


隆平「は…？」


板倉『…気絶はさせないつもりです。私は。ただ、相手によってはSMもあるかもです』


隆平「嘘…やろ…」


板倉『早くしてくださいね。あの時みたいにまた心を閉ざすかもしれません』


隆平「…っ…」


板倉『では』ﾌﾟﾂｯ



亮「マル？」


忠義「おーい」

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