人間なんか信じひん 2 (ページ47)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:42,231 hit

47 ページ47

.

龍太「正直まだ捕まってない人も居る訳で…いつ何が起こるかなんて分からへんし…またあの時の人たちが来るかもしれない。でも…辛いとか苦しいっていうのは…思わない」

快斗「何で…」

龍太「あれ以上苦しい事や辛い事がないからね…今、理性は保ってても、いつか崩壊するかもしれない。あの時の人たちのせいで」

快斗「…龍太。人を頼るのも…いい事やで？お前の性格したらさ、人を頼るなんてしないかもしれへんけどさ……あの時、誰も信じてなかったお前が、今こうして生きてる事も、芸能界に居る事もすごい進歩やと俺は思ってるよ。…人を信じようとしなかったんやからな。それこそ…俺や隆平も信じてなかったのかもしれない。ずっと孤独やったのかもしれないよ？…でもな、人を頼るって、めっちゃええ事やねんで。…頼る事を知らない龍太がもし、芸能界に入ってなかったら、ずっと…人を信じなかったかもしれない。ずっと孤独のままやったのかもしれない。けど…お前の周りには、頼れる人がたくさん居るやんか。頼りになる先輩がたくさん居るやんか。なら頼った方がいい。お前の事が大好きな後輩も居るんや。…待ってるかもしれへんで？お前が頼ってくれる事を」

龍太「…っ…」

快斗「…芸能界に入ってさ、俺には変わったように見えたよ。…明るくなったし、笑顔が増えた。だからこそ…悩みもあったかもしれないし、頼り方が分からんかったかもしれんよ？弱音も吐かんと頑張ってるのも知ってたよ。体も心もボロボロになって…辛かったと思うよ。だから人を頼るんや。苦しい時や、辛い時に、「助けて」って言えば、周りの人たちは皆助けてくれるから。…いざと言う時しんどいのはお前自身やで」

隆平「俺はいつでもウェルカムやで？」

快斗「ほら、こういう風にな、アホみたいに明るい奴も居んねんから」

隆平「なっ…おい！」

快斗「ふふっw」

隆平「アホみたいに明るいって何やねん！」

快斗「だってそうやんw能天気やんか。貴方さぁ」

隆平「そない能天気ちゃうわ！」

快斗「闇深いからな。貴方は」

隆平「なっ…」

快斗「たま～に見るで？テレビでも。素の顔してる時あるやん。いかにも闇抱えてますよって顔してるからな」

隆平「マジで？」

快斗「マジで。ホンマ気ぃ付けた方がええんちゃう？」

隆平「えー…」

快斗「ヤバい顔してんで」

隆平「言い過ぎやろ！w」

快斗「ちゃ、ホンマにwガチでw」

隆平「えぇ…」

皆「あはははははっww」