人間なんか信じひん 2 (ページ29)

今日:13 hit、昨日:4 hit、合計:42,246 hit

29 ページ29

淳太「…おん…」

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ

淳太「…はぁ……」

ー翌日ー

リビング

康二「部屋にるーたくん居らんかった」

大吾「え？朝からどっか出掛けたん？」

康二「さぁ？」

ｶﾞﾀｯ

崇裕「淳太？」

淳太「…ごめんなさい！」

裕「どうした？」

淳太「昨日…夜起きて…リビング見たら龍太が居って…畠山さんに話しかけられた…って言うてて…」

皆「！？」

淳太「23時に○○倉庫に来いって言われたって言うてて…」

隆平「！？」

淳太「他の施設の子を助けたいなら…って」

照史「それで…」

淳太「自分で…行ってくる、って…」

隆平「何で…何で行かせたん！」

裕「マル！」

淳太「龍太は…自分が危ない事分かってて…行ったんです。助けたいから…って…」

隆平「どうして…」

淳太「朝までに帰って来なかったら倉庫に…皆を連れて来いって…」

信五「行くか」

隆平「当たり前や」

倉庫

畠山「偉いね～。ちゃんと来れて」

龍太「…助けたいから」

快斗「…龍太…お前っ…」

龍太「どうせ俺が目当てなんやろ？」

畠山「分かってんじゃん」

快斗「やめろっ…！」

畠山「うるさいなぁ…少し黙っててよね」

龍太「手を出さないで！」

畠山「…ほぉん…じゃ、一緒に来て」

龍太「…はい…」

快斗「龍太！」

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ

快斗「くそっ…」

「快斗…」

快斗「お前らのせいやぞ！」

「「ﾋﾞｸｯ!?」」

快斗「あの時アイツらを虐めてなかったら、こんな風になってへんねん！！」

「ごめんて…」

「俺らも反省しとる…」

快斗「ﾁｯ…」

ー翌日ー

倉庫

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ

快斗「龍太！」

龍太「ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…」

畠山「しばらく放置」

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ

快斗「おい！大丈夫か！龍太！！」

龍太「…かい…く…」

快斗「何かされたんか！？」

龍太「…ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…び…やく…」

皆「！？！？」

快斗「アイツらっ…」

龍太「…ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…」

「快斗…どうする」

快斗「どうするも何も…」

龍太「おれ…だいじょぶ…だから…」

快斗「どこがやねん！大人しくしとけよ」

龍太「ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…」ｺｸｯ

～数時間後～

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ

畠山「よし、そろそろ次やな」

快斗「おい待てや！」

畠山「大人しくしててね」

倉庫前

隆平「ここや…」

裕「行くか」

？？「何してるんすか？」

信五「お前らっ…」