人間なんか信じひん 2

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隆平「あの時の奴らは…僕らを虐めてた人…なんよ…」


忠義「虐め…」


隆平「うん…」


忠義「そっか…」


隆平「あの…ごめん…」


裕「何に対して謝ってんねん」


隆平「その…さっき…」


信五「事情があんねやろ？」


隆平「その…僕ね、障害持ちなんよ…」


亮「え？」


隆平「適応障害と…パニック障害っていう…障害持ちなんよ…」


裕「それは…」


隆平「調べたら分かると思う…けど…」


信五「ん？」


隆平「あまり言わないでほしい…」


裕「言わへんよ」


龍太「…ありがと…」


忠義「その…あの時の奴らってのが…マル達を虐めてた奴らなんやろ？ならさ…2人とも危なくない？」


裕「せやんな」


信五「どっちも狙われるな」


裕「特に龍太は1人にしたらアカン」


康二「それはもちろんです」


裕「マルは俺らと居れば大丈夫やと思うし…とにかく…1人にしないようにするか」


信五「そやな。WESTで人脈広いの誰？」


崇裕「淳太か照史…ちゃいます？」


照史「俺より…淳太くんちゃう？」


淳太「照史やろ？ドラマの人とか…」


照史「ドラマの人はそやけど…テレビ局の人で言うたら淳太くんの方が」


信五「なら淳太」


淳太「はい」


信五「ABCの丸岡さん居るやろ？」


淳太「はい」


信五「その人な、警察と関わりある人やからマル達の施設の聞いてくれ」


淳太「あ、分かりました」


崇裕「知り合いなん？」


淳太「知り合いっていうかぷいぷい撮ってる時に少しお世話になったくらい」


照史「やっぱ淳太くんやな」


シゲ「うん」





ー数日後ー


淳太「村上くん」


信五「ん？」


淳太「丸岡さんに話聞けました」


信五「何やって？」


淳太「施設なんですけど…今はなくなって、介護センターになってるらしいです」


信五「そうか…」


淳太「それと、なくなったのは…2008年」


信五「何やと…」


裕「2008年て…」


崇裕「龍太が施設出た年…」


淳太「そう。…そこの施設、結構デカい所でさ…預けてられてた子供も多かったみたい」


照史「そうなんや…」


淳太「子どもが多かったから、大人もその倍居たらしくて…」


忠義「うわ…」


淳太「それも…大人でも…犯罪歴がある人も居たらしくて…」


皆「！？」


智洋「嘘やろ…」


淳太「暴行は日常茶飯事。子供もあまり外に出て来なかった、って」


望「そうなんや…」

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