検索窓
今日:16 hit、昨日:1 hit、合計:63,114 hit

鳴ってはならない音 ページ19

ーA目線ー


「....い"ッ」






「はっはっは、昨夜は随分お楽しみだった様

じゃの」









そう言い、姉さんは僕の背を強く押す。








ゴキッと鳴ってはならない音がし、悶えた。









...今朝から僕を襲う腰痛。









おかげで姐さんと首領の前で転ける始末。







今は気を使ってくれた姐さんがマッサージ(?)を




してくれているところだ。







首領は愉快そうに此方を見つめ、




エリス嬢は部屋の隅で絵を描いている。









中也は首領が花見で泥酔いし、二日酔いになること




を想定し、非番だ。 ...朝僕が出る時に確認すると





熟睡していた。








「...確かに昨日誘った僕が悪い。






...姐さん、彼に手加減という物を覚えさせてくれ。」







「其れは難しいと思うがね。





自分の好きな相手には手加減という物をしたく無い





のが男という物さ」









「..首領、僕も一応男なんですが」









すると首領は「おや、そうだったかね?」と




言い姐さんとくすくすと笑う。







溜息を吐くと、欠伸が出る。





「...おや、寝てはいけないよ。

ちゃんと仕事があるだろう?」







「承知の上です。




..ちゃんと寝れば良かった」







「おや、なら一つ君の目が覚める様な話を




しようか」








首を傾げると、首領は机から資料を取り出した。









エリス嬢は気になったのか、首領の首に抱きついた。








「其れは?」








「君のことを狙っている...取り逃がした組織だよ。









君と中原君、捕らえるなら君のが簡単だから

だろうねェ...。









..特にほら、此処なんかは異能力者が複数いる

から気を付け給え。









...おや、一気に顔が蒼ざめたね」









「Aは人気ものね。」









「本当、そうじゃのう。





気をつけるんじゃぞ」







「....聞かなかったら良かった....





い"ッ...姐さんそこ痛... 待ってくれ今しては






いけない音が...い"ッ!?」









そうして、首領室には僕の骨のゴキッという

痛々しい音が数時間に渡り鳴り響いた。

襲撃→←嫉妬



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (112 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
180人がお気に入り
設定タグ:文スト , 中原中也 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ししゃも(プロフ) - 続きめっちゃ気になります!更新待ってます! (2022年8月1日 18時) (レス) @page28 id: 4d9c9f1a17 (このIDを非表示/違反報告)
科学(プロフ) - こちら新しいアカウントです。よろしくお願いします。 (2018年2月28日 21時) (レス) id: 3cbc0a3d50 (このIDを非表示/違反報告)
科学(プロフ) - 詩猫さん» コメントありがとうございます! が、頑張って更新します....!!!!! (2017年12月22日 19時) (レス) id: 94cd103a57 (このIDを非表示/違反報告)
詩猫 - 面白いです!続きが気になってうずうずしてます笑。 (2017年12月22日 19時) (レス) id: a5e208826f (このIDを非表示/違反報告)
科学(プロフ) - るきさん» わわ、ありがとうございます...!!頑張ります! (2017年8月22日 0時) (レス) id: 94cd103a57 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:科学 | 作成日時:2017年3月14日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。