この思い (ページ25)

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廉side

いつも通りの朝…

『廉～。おはよう～。起きて～。』

では、ない。

夏休みなると俺は、夜更かしをして勉強してる。と言う口実を作ってゲームをしてる。

だから、朝が起きれない。

親は、俺が夏休みなると、旅行に行くから家に居ないし。

「ｩｩｩ嫌だ。」

『ほら、起きて～。今日は、しなきゃ行けないって事いっぱいあるんだから～』

「嫌だ～。」

『はい。起きて～』

って、俺を起こす。

そして、抱っこして、下に降りて行く。

『今日の朝ご飯は、味噌味の鯖と、味噌汁とだし巻き玉子と、白米だよ。』

「白米…」

白米…白米。

「食べる。」

『うん。よし、食べよう。』

そう言って、椅子じゃなくて、ソファーに降ろす紫耀。

そして、キスしてくる。

「ぅん？紫耀。朝ごはん。食べる。」

『その前に、廉を堪能してから…』

「ダメ～俺は、お腹空いたの。」

『えーダメ～俺は廉を…』

「だから、朝からは、ダメって言ってるの」

『じゃあ朝じゃなかったら良いの？』

「そう言う事じゃない。もう、ほら、学校に行かなきゃ行けない時間になったじゃん。俺、朝ごはん食べてないのに。」

『それは、廉が悪い。』

「なんで？俺は、夜な夜な勉強してるのに。」

『嘘言わないの。』

「嘘言ってないもん。」

『嗚呼もうわかったよ。早く行くよ。』

「は～い。」

大体、夏休みの朝はこんな感じ。