お前がいなきゃ (ページ8)

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side S

旧音楽室の中に入っていつも座っている席に座る。

？「えっ〜とまずは自己紹介からだよね」

「僕の名前は1年B組の永瀬廉です。」

「永瀬廉」

R「お兄さんとどこかで会ったことありましたか？」

「会ったことあるなら、ごめんなさいですね」

そう言った永瀬くんは悲しそうな顔をしていた。

「いや俺も初めましてだと思う。」

「俺は2年A組の平野紫耀です。」

R「A組」

「廉って呼んでもいい？」

R「はい、じゃぁ平野先輩って」

「いや、紫耀って呼んで」

遮ってまで名前で呼ばれたいなんて...

R「じゃぁしょおね。」

「うん。」

R「しょおはA組やんな」

「まぁ、うん。」

R「いいの？」

「サボってて」

「まぁ、休憩も大丈夫だよ。」

「廉は頭いいんだね」

R「僕には勉強しか取り柄がないから」

そうどこか遠くを見ながら言う廉のことを守りたいと思った。

「ねぇ今日暇？」

R「暇だけど,,?」

「放課後なにか食べに行こう？」

「何食べたい？」

R「甘い物？」

「じゃぁ、パフェでいい？」

R「うん。」

「じゃあHR終わり待ってて、迎えに行くから」